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御遷宮事業の進捗状況

みなさま、ごきげんよう♪
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

当社では、令和4年12月竣工を目指して、本殿の遷宮事業を粛々と進めております。
これまでの経緯は、このページとか、このページなどをご覧ください。



現在は、3月1日の仮遷座に向けて整備および準備が着々と進行しております。
ちなみに仮遷座とは、建て替えなどで本殿におられなくなったお神様を、仮宮にひとまずお遷りいただくことです。
本殿の御遷宮に向け、仮宮の姿が見えてまいりました。正面から現在の拝殿を見ても、さほど変わらないような感じですが、裏側をのぞいてみると、結構大掛かりな作業をおこなっております。




クレーンで設置しているのは、当社の摂社黒殿神社のお社が建つ石の台座です。佐賀県の天山からやってきました。
向かって右隣には天満宮、向かって左隣には恵比寿神社が鎮座されます。

本殿のお神様は、黒殿神社、天満宮に一旦鎮座され、それが仮遷座です。

黒殿神社のお神様、天満宮のお神様は現在の本殿に合祀されています。3月1日はこの2社のお神様にとっては本遷座でもあり、そのお祭りのために急ピッチで進んでいるわけです。



仮宮はこのようなしつらえとなっております。
木造で周囲はガラス張り。木材は福岡県産材で、樹齢は300年ほどだそうです。木目が大変美しいですね。
ガラスに周囲の緑が映り込んでいて、周りの景色とすぐに馴染んでくるのではないでしょうか。

 

一般的な神社建築と雰囲気が違うので、どのように祈願をするの? とお思いかもしれません。
ちょっと高い壇をつくり、そこに神職が上がって祈願をいたします。御祈願の対象は目の前に建つお社です。

 

以前から立っている松の木は伐らずに、屋根にくぼみをこしらえました。
仮宮ではありますが、遷宮後も対拝殿、もしくは儀式殿としてずっと活用していきます。

 

鈴やしめ縄をどう設置するのか、なども調整し、仮宮への参道も整備されつつあります。段ボールの箱は仮想賽銭箱ですね。
いよいよ仮宮が完成に近づいてきていますが、その分、現在の本殿の取り壊しが近くなってきました。
嬉しさ半分、寂しさ半分です。

また遷宮のこと、状況が変わりましたらお知らせいたします。