境内マップ
※現在、遷宮事業で配置場所など地図と異なる場合がございます。
鳥飼八幡宮本殿
1鳥飼八幡宮(拝殿・本殿)
八幡神社の中でも当宮は最も歴史があるお宮の一つだと考えられています。
令和四年、205年ぶりに拝殿と本殿を総建替する遷宮を行いました。
幕末以来親しまれてきた神社の景色が一変しましたが、茅葺壁の拝殿、神明造の本殿などは、これから百年、数百年と広く親しまれるものと信じます。
正面の参道は、神門がご神域を守っています。江戸時代前期(元禄期ごろ)に造られたと考えられる神門の参道側には狛犬が、本殿側には神将が配される珍しい造りです。神将は「矢大臣さん」と親しまれていますが、「元禄十○年」に奉納されたものを綺麗に修繕して現在にも伝えられいます。
神門は寺院建築の影響があるといわれています。
御祭神
- 中殿:応神天皇(おうじんてんのう)
- 文化の神・厄除けの神
- 左殿:神功皇后(じんぐうこうごう)
- 子安の神
- 右殿:玉依姫尊(たまよりひめのみこと)
- 縁むすびの神
2讃岐金刀比羅宮 合祀
戦前に底引き網漁業で活躍し戦後、徳島水産(現、株式会社トクスイコーポレーション)を興し、多角経営に積極進出された徳島岩吉が、当時の宮司と相談し、鳥飼八幡宮本殿に海上安全の神、讃岐金刀比羅宮を合祀したといわれております。
御祭神
- 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
- 航海・交通安全の神
- 崇徳天皇(すとくてんのう)
鳥飼八幡宮境内社
3黒殿神社(くろでんじんじゃ)
神功皇后、応神天皇を補佐した家臣武内宿禰(たけうちのすくね)は四百年の生を得た伝説的な人物です。
延命長寿のお神さまですが、当宮創建にも関わりのあるお神さまです。同社には、神宮皇后をもてなして、当宮の元となった若八幡宮を創建した鳥飼氏の始祖もお祀りされています。光の宮(拝殿)向かって正面のお宮におわします。鳥飼八幡宮本殿後方を回ると、直接ご参拝いただけます。
御祭神
- 武内大臣(たけうちおおおみ)
- 延命長寿の神
- 鳥飼黒主(とりかいくろぬし)
- 鳥飼氏始祖
4天満神社
学業のお神様として高名な天満神社です。
一般的にはお稲荷さまとして知られる、農耕・商売のお神さま倉稲魂命も合祀されています。実はどちらも、雷鳴や稲光に関連するお神さまです。
光の宮(拝殿)から向かって右側のお宮におわします。鳥飼八幡宮本殿後方を回ると、直接ご参拝いただけます。
また体の悪いところと同じ場所をさすると病気が治るとされる、なで牛さまも近くにおられます。
御祭神
- 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
- 学業の神
- 倉稲魂命(くらいなたまのみこと)
- 農耕の神 ※合祀
5恵比須神社
恵比須さまは、漁業や海運のお神さまが転じて、福をもたらす商売繁昌のお神さまとして崇敬されています。
同社には、宗像三女神の一柱で、美容のお神さまである市杵島姫神(別名:狭依姫神)も合祀されています。
市杵島姫神は弁財天ともされています。芸能のお神さまとして、金運のお神さまとしても尊崇されています。
御祭神
- 八重事代主神(やえのことしろぬしのかみ)
- 商売繁盛の神
- 市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
- 美容の神
- 弁財天(べんざいてん)
- 商売繁盛、芸能上達の神
6鹽竈北辰神社(しおがまほくしんじんじゃ)
古事記において、高天原に初めて現れたとされる天御中主神がお祀りされています。かつては宇宙の中心と信じられていた北極星(北辰)や北斗七星を天御中主神と考えられていました。 また当宮の氏子区域内に塩田があったため、製塩の神で、潮流を司る塩土翁神も祀られています。下級武士が多く住んでいたこともあって、武道もとても盛んで、武芸の神も合祀されています。 そのご縁もあってか当宮は、大相撲十一月場所では九重部屋の宿舎となっています。
御祭神
- 武甕槌神(たけみかづちのかみ)
- 相撲の神
- 経津主神(ふつぬしのかみ)
- 武芸上達・勝利の神
- 塩土翁神(しおつちおじのかみ)
- 料理の神
- 天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
- 教育の神
御神木
7千年蘇鉄
社務所前に鎮まります千年蘇鉄(せんねんそてつ)は、神功皇后の従者であられた武内宿禰が旅の安全と神功皇后の「胎内の御子」の無事なご出産を祈願されたことで、この地に生えてきた、という伝承が残っています。 蘇鉄の木はとても寿命が長いことと、武内宿禰が四百年生きたという伝説からこの蘇鉄のところで長寿を願うと長生きできると厚く信仰されています。
8息吹の大銀杏
大東亜戦争の福岡大空襲で、銀杏の木は焼夷弾の直撃をうけ炎上し、真っ黒に焼け焦げました。おかげさまで社殿は無傷でしたが、周辺は火災の被害を受けました。 数年後、黒こげの枝から新芽が芽吹き、生命力を漲らせ蘇りました。いつしか、この大銀杏に願うと生命力に溢れ身も心も美しく蘇ると、篤く信仰されるようになりました。 注連縄にご縁むすびの紐を蝶々結びにすると、願い事が叶うといわれています。
9夫婦楠
古来より鳥飼八幡宮は縁むすびの神様として篤く信仰されてきました。 この楠木は育つうちに幹が二つに分かれ寄り添いあっているように見えることから、いつしかそう呼ばれるになりました。 強く根付いた夫婦楠の注連縄に、縁むすびの紐を固く結ぶとパートナーとの絆が深まり、結ばれると言われています。
その他
10対拝殿
11なでうし
病気、けが等自分の体の不調な部位と「なでうし」の同じ部位をなでる事で病気平癒のご神徳があるといわれています。 天神さまこと菅原道真公は丑年の生まれで、牛車などを引く牛を可愛がっていたそうです。管公が大宰府で没すると、ご遺体を乗せた車を引いていた牛がうずくまり、動かなくなりました。その場所に太宰府天満宮が創建されたこともあり、天神さまといえば牛が神獣となったのです。 当宮の天満宮前に、寄り添うように鎮座されています。
12不老水
黒殿神社に祀られる武内宿彌が四百年も長生きしたという伝説から「不老長寿」や「美肌」の不老水と呼ばれています。 毎年水質検査を受けて、「お墨付き」をいただいた名水ですので、安心してご飲用ください。 旧唐津街道沿いは水質が良い土地として知られており、街道沿いには造り酒屋や醤油蔵が並んでいました。
13中野正剛像
大正から昭和にかけての政治家・中野正剛の銅像です。 幼少から西町で過ごし、中学修猷館の学生であったころ、仲間と共に鳥飼八幡宮境内に柔道場「振武館」を再建しました。柔道だけでなく、仲間と活発な議論も行い、「天下一人をもって興る」と言わしめた心胆を練ったといわれています。
14祖霊殿
詳細はこちら15ゆかり保育園
詳細はこちら16えにし保育園
詳細はこちら17斎殿(Acestudio)
詳細はこちら18参集殿
神社には、氏子の方が祈願や神事のためにお籠りするお堂がありました。参集殿は、伝統的なお堂をもとにして、神社の行事を執り行うための施設です。当社の参集殿の最大の特徴は、土俵があることです。九州場所の時期には毎年、九重部屋の力士が稽古で汗を流します。
詳細はこちら19社務所
20平野神社
幕末・明治維新に活躍した西郷隆盛などに影響を与えた筑前藩士平野二郎國臣をお祀りしている神社です。生家の跡地に神社が創建されています。(鳥飼八幡宮より唐人町駅方面に徒歩2分)。國臣が幼少のころ、当宮で遊んだ、國臣を訪ねてきた長州藩士高杉晋作が当宮に立ち寄ったなどの逸話が伝えられています。