
おはようございます。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか!?
本日も9月15日とは思えない暑さです。
鳥飼八幡宮祖霊殿(神道式納骨堂)の奥宮の工事が順調に進んでいます

古墳時代後期の横穴式石室を私なりに解釈し、現在の死生観に合わせ設を整えた唯一無二の場所です。
鳥飼八幡宮祖霊殿奥宮は、奈良県にある岩屋山古墳群から着想を得て私なりの解釈で再構築し設計をお願い致しました。
入り口は巨石群です。

壮麗な来迎のビジョンから始まり、巨石に囲まれた死者の玄室へ導かれていくのです。
石室に入ったときの空気感と世界観は圧倒的です。
イメージとしては、真っ暗な中薄いあかりに瞳を開き、見渡すとまずは圧しかかる漆黒の巌の天井に圧倒される。次に、氷ついて鈍く光る岩どこ。両脇に垂れ下がる荒石の壁達。したしたと岩肌を伝う雫の音。
日本人の死生観が生で感じられるような、石に囲まれて凝縮された濃密な古墳時代の古代の姿を表現しております。
日本人の死生観では、祖先の神より生まれたものは、亡くなればまた、祖先の神の御許に帰って行くと考えられています。
日本人の魂は祖先、自分そして子孫へと永久に繋がり続けるのです。
現代では家族の形態や価値観が多様化し、家々の葬送儀礼やお墓事情も変化してまいりました。代々のお墓が遠方にあり、お参りや清掃管理が困難、新しくお墓を建てたいが適当な場所が見つからないなど問題も少なくありません。このような現状に対し、鳥飼八幡宮祖霊殿(神道式納骨堂)が皆さまの一助となれば幸いでございます。
鳥飼八幡宮祖霊殿の内覧案内は、午前9時から午後4時半の間受け付けております。
人生の最終章を豊かに過ごすためのお手伝い、鳥飼八幡宮がさせていただきます。