

おはよう御座います。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
立夏も過ぎ初夏の香りが漂っています。
今年も暑い夏になりそうですね。
鳥飼八幡宮第二祖霊殿奥宮の工事が順調に進んでおります。

鳥飼八幡宮の第二祖霊殿は、奈良県にある岩屋山古墳群から着想を得て鳥飼八幡宮の解釈で再構築し設計をお願い致しました。
入り口は巨石群です。

壮麗な来迎のビジョンから始まり、巨石に囲まれた死者の玄室へ導かれていくのです。
石室に入ったときの空気感と世界観は圧倒的です。

イメージとしては、真っ暗な中薄いあかりに瞳を開き、見渡すとまずは圧しかかる漆黒の巌の天井に圧倒される。次に、氷ついて鈍く光る岩どこ。両脇に垂れ下がる荒石の壁達。したしたと岩肌を伝う雫の音。
死者の霊気が生で感じられるような石に囲まれて凝縮された濃密な古墳時代の古代の闇を表現しております。
完成が待ち遠しいです。https://hachimansama.jp/precincts/soreiden2