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令和7年弥生、今月の御朱印

みなさん、ごきげんよう。こんにちは。

さてさて3月に入りました。本日より毎月恒例の「今月の御朱印」を授与しております。

令和5年2月からスタートしました。毎月限定の「今月の御朱印」は、当宮の職員が描き下ろした、その月に合わせたイラストを中心にした御朱印です。

何種類お出ししたかは、定かではないですが(数えるのがちょっと面倒でした)、コンプリートしている方いらっしゃいますか?

もしいらっしゃったら、お申し出ください。何か御礼を考えます。

それでは今月の御朱印です。

【其の一:春分の日御朱印】




春分の日は「昼と夜の時間がほぼ同じ日」といわれています。

一番夜が長い冬至から、だんだん日照時間が伸びていって、春分から若干昼の時間が長くなります。そして、夏至で昼の時間が最高潮に長くなり…。というサイクル。

お天道様の力がどんどん強くなっていく日が「春分の日」と言ってもいいかもしれません。

その春分の日に宮中皇霊殿にて「春季皇霊祭」という祭祀が行われていました。
歴代天皇、皇族の御霊を祀る行事で、明治時代以降は神社でもお祭りが行われるようになり、国民の祝日となったのです。

仏教でも春分を起点に前後3日ほどを「お彼岸」として先祖供養を行いますね。

ほぼ真東から太陽が登り、ほぼ真西に太陽が沈む「春分の日」が特別な日で、先祖を供養する日となったのはどうしてでしょう?

田植えの日を決めるのに用いた、など諸説あるようですが、わかりませんが、一千年以上も大切にされてきた日であることは間違いありません!

古代から先祖供養のみならず開運の日とも言われる春分の日の良い気を込めた御朱印です。

春分の日に限らず、お受けいただければ幸いでございます。

〈オンライン授与所から受けられます → https://hachimansama.jp/jyuyosho/archives/1838



【其の二:ひなまつり御朱印】




3月3日はひなまつり。桃の節句です。

今日では女の子の成長を祝い願うお祭りとなっています。雛人形を飾ったり、菱餅(ひなあられ)を食べたり、そんな行事と思われていあるかもしれません。

ひなまつりは本当は「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」が正式名称なのです。知ってました?

上巳の節句はもともと3月の初めの巳の日とされていました。お隣の大陸では三国志の魏の時代には3月3日に固定されたという説もあります。曹操さんが、決めたのでしょうか。

我が国では、健康や厄除けを祈願して、人形(ひとがた)を川や海に流す風習と、貴族の人形遊び(ひいな遊び)が結びついて江戸時代に、女の子の節句として庶民に広まったといわれています。

人形遊びといっても、お内裏さま(天皇)とお后さまの健康などを願っての遊びというとこと。
歴代天皇は、日々おおみたから(国民)の安寧をお祈りいただいていました。天皇、皇后両陛下の健康を願うことは、個人崇拝ではなく、臣民全体の安寧を願うことになるのです。

桃の節句と呼ばれるようになったのは、旧暦の3月3日に満開となるのが、桃の花ということからなったようです。

桃の実は、最強の厄除け、邪気払いの力を持っているとされています。由来は、お手元の古事記を開いて、イザナギノミコトの黄泉の国へのご訪問のお話をご参照ください。

実を結ぶ前の花も同様の力を持っています。四方祓いのように配置しました。

3月3日は、特に女性の厄祓い、邪気祓いを受ける良い日ですよ。

今月の御朱印には、皇室の安寧と邪気祓いの願いが込められています。

3日限定ではありませんので、ぜひ御朱印、ご祈願を受けにきてくださいね。

〈オンライン授与所から受けられます →  https://hachimansama.jp/jyuyosho/archives/1823