
おはよう御座います。
木の建築表彰式からの帰りの機内にてブログを書いております。
鳥飼八幡宮宮司山内です。

人間は、刷新すると必ず以前の物が良かったと思うものです。
しかし、鳥飼八幡宮は遷宮によりどんどん刷新され、時代に合わせ最適化します。
神道では、常に新しく清浄であることで、お神様はご神威を高く保ち続けると信じられてきました。
神道には「常若」の概念が中心にあります。
常若(とこわか)」とは、若々しく生命力に満ち溢れた状態を尊び、いつまでもそうあろうという意味の言葉です。
時の流れを止めることは出来ません。人は必ず歳を取りますし、形あるものはいつかは滅びます。
ですが身体の老いは抗いがたくても、「心」の、「魂」の老いに抗うことはできます。
神社神道において「魂」とは何かといえば、人はみな生まれ育つ土地の氏神様(産土神様)と、父母をはじめとする祖先から御魂を分け頂いてこの世に生まれると考えます。
神様から頂いた魂のままに、清く・明く・直く・正しくあることが人の生きるべき道であり、それこそが「神道」であり「常若」なのです。
神社は「常若」で伝統を引き継ぎながら、革新的に未来を紡いでいくのです。
鳥飼八幡宮は、10年後、50年後、100年後、そして1000年後の未来を見据え神社の在り方を創造してまいります。
こども達がワクワクするような未来を創る。
そんなお手伝いができたら嬉しいです。