遷宮
遷宮について
遷宮への思い
遷宮とは本殿の建て替え、神社の設備更新と捉えられがちです。
遷宮は従来、地域活性化・技術の継承などを目的とした公共事業でした。鳥飼八幡宮では次世代の地域や神社界の活性化を視野に入れた事業として取り組みます。
遷宮事業は、地元の財界、地域の皆さまに多くご参加いただき、私たちの志を多くの皆さまに伝えていくことが、本当の目的です。たくさんの人が参加できる神社のあり方を、みなさんと創ることで新たな鳥飼八幡宮を創造できると考えています。
遷宮のコンセプト
「原点回帰」
江戸時代後期の建物を文化財として残すのではなく神道という日本人の「信仰」「国民性」「風習」などを体現した神社という空間を再構築します。
一八〇〇年以上積み上げられてきた思いを未来につないでいきます。
鳥飼八幡宮のあゆみ
鳥飼村の人々が三韓征伐より帰還された神功皇后を、饗応したご縁で創建された鳥飼八幡宮は一八〇〇年の歴史があります。
戦乱などで史料や建物は焼失したものの、江戸時代初め、黒田家により再建。信仰は復活し今日まで受け継がれています。
- 1608年
- 黒田家により現在地に遷座
黒田家の氏神に
- 1817年
- 遷宮により現在の本殿を建立
- 幕末期
- 平野國臣など志士とのゆかり
- 明治期
- 玄洋社、福岡財界など日本の近代化に寄与した先達とのゆかり
遷宮計画
令和四年度の遷宮
石柱と茅葺
千代に八千代に残る石柱、常若(とこわか)の精神を伝える茅葺。
伝統的な素材で、神道で重視される「永続性」と「瑞々しさ」を表現します。サスティナビリティは、神道の教えの中にありました。
自然崇拝からはじまり、巨岩、山などの信仰から磐座へ。
さらにお社へ変化してきた「祈りの場」。
数千年の流れを感じることができる場所にしつらえます。
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拝殿内
拝殿内は祈願に集中できるよう、落ち着いた雰囲気に整えられています。壁は黒漆喰、床は黒レンガと自然に還る素材です。
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本殿
神社建築の古い形式の神明造にしつらえました。江戸時代初期に建てられた本殿を建て替えています。
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景観
刻々と変わる福岡の街並みに埋没することなく、むしろ彩りとなるよう、境内地も含めて神社をリデザインします。
御神幸
遷宮後、奉賛していただいた氏子区域の皆さまへ、お神さまが御神輿に乗って氏子区域を練り歩く行事です。
お神輿が来ることで御稜威(お神さまの力)が地域に行き渡るとされています。
応神天皇、神功皇后、玉依姫命をお乗せした神輿が市中に出るのは遷宮の時のみです。大正十二年に奉納されたお神輿を、全面的に補修したためか前回は平成13年に行われましたので、21年ぶりの御神幸です。
次は25年後に執り行われる予定です。
令和五年度の遷宮
神苑にふさわしい境内
遷宮事業は、社殿建て替えで芯を打ち、境内地整備をして神社空間全体を清いものに整えます。
神聖な空気に包まれ、居心地がよく、お祭りやイベントが行えるように抜本的に境内地を再開発。神苑と呼べるような空間にいたします。
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杖の方も車椅子でも
表参道を百年以上ぶりに整備します。石畳の参道でお神さまが通る正中線に「あられこぼし」を施します。車椅子の方でも参拝しやすいスロープも併設します。
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磐座(いわくら)
古代の方々は大きな岩を信仰の対象にしていました。磐座といいます。参拝する気持ちを整える参道にするため、磐座を配します。
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環状列石
石を円状に置いた環状列石も古代の信仰遺跡とされています。神殿を中心に意思を円周上に敷いて、社殿地の結界となります。
スケジュール
令和五年
- ◇11月末
- 表参道整備工事完了(石畳道の吹き替え、あられこぼし正中道、磐座(勝軍石)を設置など。)
- ◇12月末
- 境内地整備工事第1期完了(環状列石の施工、植栽の整備など)
令和六年
- ◇3月
- 境内地外構工事完了(表参道、神苑など、令和四年度事業の微調整など)
ご奉賛のお願い
遷宮計画と奉賛可能箇所
奉賛品の一例
奉賛いただいた方の御礼として、神社に御名を刻み永く顕彰いたします。
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①本殿 御柱(柱石)
¥6,000,000
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②黒殿神社・天満宮・恵比須神社
¥6,000,000
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③摂社 台座石
¥5,000,000
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④摂社 賽銭箱
¥1,500,000
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⑤本殿 壁面の茅葺
¥5,000,000
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⑥御神輿(改修)
¥6,000,000
※お神輿底面にご芳名を筆入れさせていただきます。
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⑦胡床(こしょう)[1口あたり20脚]
¥200,000
※参拝者様が祈願を受ける際に座る椅子です。
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⑧灯籠修繕
¥1,000,000
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⑨塩竃北辰神社 鳥居修繕
¥1,000,000
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⑩天満宮 鳥居修繕
¥3,000,000
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⑪恵比須神社 鳥居奉納
¥3,000,000
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⑫明治通側参道 大鳥居修繕
¥1,000,000
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⑬みくじ掛け
¥500,000
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⑭みくじ箱
単価は現在算定中
※デザインは現在計画中
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⑮境内施設案内板
単価は現在算定中
※配置場所及びデザインは現在計画中
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⑯掲示板
単価は現在算定中
※配置場所及びデザインは現在計画中
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⑰奉献木(境内植栽、松の木)
¥500,000
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⑱壁代(かべしろ)
¥500,000
※デザインは現在計画中
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⑲勝軍岩
¥10,000,000
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⑳神門中・神門外 石畳
¥5,000,000
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㉑環状列石岩
¥500,000
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㉒むすびの道(表参道スロープ)
¥5,000,000
ご奉賛の方法
ご奉賛いただいた方は、当社ホームページにて御名を掲載いたします。
おひとり様につき一万円以上のご奉賛をいただいた方は、ホームページにて御名を掲載させていただく他、神社内の銘板にて御名を刻み永く顕彰いたします。
奉賛をご希望の方は、下記のフォームよりお問い合わせください。詳しいご案内をお送りいたします。
※は必須項目です。