おはようございます。
暴風と寒さで凍えております。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
鳥飼八幡宮の社殿 光の拝殿 式年遷宮は「第36回 福岡県美しいまちづくり建築賞」「第17回 建築九州賞」「第18回 木の建築賞」「第30回 福岡都市景観賞」「第10回 福岡県木造木質化建築賞」にノミネートされております。
私は、設計士に「悠久の昔、古代の人々が意識を持ってまずしたことは、自身の立ち位置を確認する作業であったと考えています。そこから生まれたのが信仰です。ここに原点の祈りの場を作って下さい」このようにお願い致しました。
私が考える原点の祈りの場が見事に出来上がりました。
柱は10本の15トンの巨石です。外壁は茅葺です。内壁は黒漆喰です。本殿は300年ものの吉野檜です。床は煉瓦です。
社寺には伝統の職人の技術を継承し、将来に伝える使命があります。鳥飼八幡宮の社殿に手を合わせれば、日本の職人の最高の匠の技がわかる。そんな場所にしたいと考え建築致しました。
そこには、伝統と創造、伝承の世界が広がります。
私は新世代の神社の在り方であり、建築だと考えています。
参拝の皆さま、そしてこの度の建築賞の審査員の皆さまの琴線に触れることを願っています。