みなさま、ごきげんよう。鳥飼八幡宮の高野です。
まもなく節分ですね。という記事の第２弾です。
当宮では節分の日に「節分星祭り」として、厄除け、方位除けの祈願祭をしております。
寺社によっては、豆まきや追儺（鬼を追い払う）を行うところも多いですね。どちらも厄除け魔除けの神事ですが、当宮では祈願を行っております。
何ゆえ節分の日に？ という答えは「間もなく節分ですね」というブログにてお書きしました。大晦日と同じで、新年の前に邪気を祓っておきましょう、ということです。
それでは何ゆえ「星祭り」なのでしょうか。
簡単にいうと、冒頭に掲げた九星盤で黒い星がついている方は、運気がよろしくないので祈願をして運気を上げていきましょう。ということです。
九星盤は九星気学におけるその年の方位の吉凶を簡便に表した表です。難しい講釈は省きますが、生まれ年によって人は本命星というものが決まっています。一白水星とか二黒土星などです。ご自身の本命星を知りたい方は ↓ をご参照ください。
https://kumano-jinjya.com/wp/wp-content/themes/ikel5/pdf/yaku.pdf
九星盤を見ると四緑木星の方は中宮（真ん中）で、八方塞がりとされています。昭和62年生まれ、平成17年生まれの女性は、本厄と重なっています。
そういった方々でも運気を良くしたり、災いを避けたりできる、ということで「星祭り」がずっと行われ続けてきました。
節分の星祭りはお寺で行うところも多く、元をたどれば密教からはじまった、という説もあります。
八幡宮は神仏習合の発祥とされていますから、当宮で節分に星祭りがずっと行われてきたのです。
遷宮を行い、祈願を受ける方が清め祓われたと実感できるように拝殿をしつらえています。ぜひ、当宮でご祈願を受けられてください。
ちなみに、今年の恵方は南南東のちょっと南寄りです。九星盤は地図などと違い、南が上になっていますのでご注意ください。
みなさまによきご縁のあらんことを！