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天之御中主さまと星祭り



みなさん、ごきげんよう。こんにちは。
福岡では珍しい、本当に寒い日がやってきました。ちょっと出ただけで刺すように寒いです。
高野です。

先日から、節分までにご祈願を! ということを書き連ねれてきました。
この前は、神仏習合の発祥である八幡宮だから、豆まきではなく星祭りをするんですということをご紹介しました。

今回は、鳥飼八幡宮の境内に鎮座する摂社の祭神の御稜威で、星祭りを行うのにふさわしいのです!
というお話をいたします。

当宮には塩竈北辰神社という摂社がありまして、このお社に天之御中主さまが祀られています。

「北辰」とは天之御中主さまのことをいいます。



天地が初めてできた時、高天原に最初に姿をお見せになったのが天之御中主さまです。
天之御中主さまから次々と神さまが現れになり、国生み、神生みの神話とつながります。

天之御中主さまに関しては、いずれ深掘りしてみたいと思いますが…。

ともかく最初に現れになり、宇宙の中心におられるということから、天之御中主さまは北極星と見立てられるようになりました。
天照大神さまは太陽です。他のお神様もいろいろな星に見立てられています。

星祭りは厄除けや方除けのお祭りですが、
宇宙の中心である天之御中主さまには方角などはないから、吉方も凶方も関係なく、
宇宙のすべての元となったすごいエネルギーがあるから、厄除けや方除けも強力にしていただける。

という連想で、当宮の星祭りは続けられてきたのでしょう(現在調査中です)

全国に天之御中主さまをお祀りしているお宮はそれほど多くありません。
八幡大神さまにだけでなく、天之御中主さまもおられる当宮の星祭りは、とても心地よく気持ちの良いものだと思いますよ!



2月3日 鳥飼八幡宮節分星祭り 9:00〜16:30

社務所にて厄除け・方位除けなどの祈願を受け付けております。

予約制ではなく、受付順でご案内します。時間帯によっては複数組の祈願を同時に行う場合もございますので予めご了承ください。

※節分は病気平癒等、他の祈願も受けております。ぜひ

 

〈古事記の原文〉
天地の初発の時、高天原に成りませる神の名は、天之御中主神。
次に高御産巣日神。次に神産巣日神。
此の三柱の神は、並独神に成り坐して、身を隠したまひき。