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煤払い体験!



みなさん、ごきげんよう。こんにちは。

本日は、昨年のクラウドファンディングで「年末煤払い体験」のご支援をいただいた上野さまの煤払い体験をしていただきました。

年末の煤払いの時にはどうしてもご都合がつかず、当宮としてもぜひ体験をしていただきたいとお願いしまして、本日の運びとなりました。

年度末に向けての煤払いができて、とても嬉しい限りです。

煤払いというと、お寺で蝋燭や灯明のススが出て、仏像やその他の調度品についた汚れを落とすという風習が転じて、年末の大掃除のことを意味するようになりました。

以前は竹笹で、古宮の屋根や神門の屋根を祓い、神門の中などを掃除をして、参加したみなさんとお茶とお菓子をいただく、ということをしていました。

昨年末からは、茅葺壁の補修(メンテナンス)も行っています。

雁木という道具で、茅葺きをググッと抑えて穂先を整えるという作業です。
茅葺きは時間と共に落ちてきて、壁面が凸凹になってきます。そこを手作業で整える、という作業です。

この補修は茅葺きを長持ちさせることと、美観を保つ意味でとても重要とのこと。
そうです、この茅葺き補修の体験は当宮ならではのものです。

今回は本殿の瑞垣の内の壁を整えていただきました。

誠にありがとうございます!


最後にお茶とお菓子をたしなみつつ、お話をさせていただきました。

今日のお菓子は、黒田藩菓子舗の加美屋さんの桜餅でした。美味しいお菓子とともに会話も弾んでとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

上野さま、クラウドファンディングでのご支援、煤払い体験でのご奉仕、誠にありがとうございます! この良いご縁をいただきました。今後ともよろしくお願いいたします。

今年の年末からは恒例行事として、毎年開催する予定です。

広く募集をさせていただきますので、詳細が決まりましたら、お知らせいたします。
それでは!(高野龍也 )