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桃の花の愛いことよ



みなさん、ごきげんよう。こんにちは。

本日は3月3日の上巳の節句でしたね! 福岡は雨模様で寒の戻りとなり、肌寒い一日でございました。

筆者は五十の手習いで活花を1年ほど続けておりますが、本日はそのお稽古日でした。

花材は桃の節句にちなんで、自由花は桃の花が入っておりました。

ちなみに生花は桜でした。春遠からじです。

桜は幣殿に、自由花は光の宮に飾らさせていただきました。

改めて桃の花って可愛いですね。この小さな花に黄泉の国の亡者を祓う力があるなんて…。
桃の花が見ごろの時期だから、女の子の節句を桃の節句と呼ぶようになったそうですが、ぴったりのネーミングだと思います。

桜はいずれ花が開くと思いますが、それも楽しみです。

拙い作品ですが、参拝・祈願をしたついでに見ていただくと幸いです。



写真を見たらお分かりの通り、池坊で、「いけばな教室いざなう」山本須賀子先生にご教授いただいております。

私が活花をはじめたのは先生におすすめいただいたことがきっかけですが、個人的に「南北朝時代好き」という側面もあったかと思います。

南北朝時代や室町時代が好きという人はそれほど聞いたことがないです。ずっと争い事をしていて、敵味方入り乱れて分かりにくいのが原因だと思います。幕末や戦国時代のように、スパッと決着しないのもモヤモヤしますよね。

という小難しい話はさておき、その南北朝時代の佐々木道誉という武将のファンなんです、私。

またいろいろすっ飛ばしますが、佐々木道誉は婆娑羅(ばさら)大名(戦国時代の傾奇者みたいなもの)で、のちの茶の湯や華道、香道などに通じていた人だったのです。

道誉がどんな花を活けていたのかは見たことはないですが、自分の流儀を書物に著していて、道誉の書物が華道の伝書としては最古のもの、といわれています。

今後、当宮にていけばなの体験会もさせていただきたいと考えております。

日程が決まりましたらご案内させていただきますね。

(高野龍也 )