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古着祭りで紡ぐもの



みなさん、こんにちは。ごきげんよう。

本日より3日間、鳥飼八幡宮古着祭りがはじまりました!

まずは古着祭り代表の落合啓太郎さん、辻大造さん、出店される皆様でイベントの成功祈願祭を行いましよ。

小雪が舞い散る中でのスタートで、少しお客さまの出足が心配でしたが、午後になっておしゃれな方々の姿が増えてきました。



古着は日本古来の伝統文化です。古着屋は室町時代から続いている職業です。

そもそも布をつくるという生産活動が神の御技です。

天照太神は高天原で、織物をつくっていたんですから。

素戔嗚尊が大暴れして、天照太神の織物工場で働いていた織女が命を絶ってしまう! という描写が古事記に出てきます。

この事件もきっかけとなり、天岩戸神話へとつながるのです。

奈良時代には税金を布で納めていました。「租庸調(そようちょう)」という言葉、日本史をとっていた方はお懐かしいのでは。

そんな貴重な布を、使い捨てにするなんてとんでもないこと。

産業革命が起こり、蒸気機関で布を織る工場ができるまでは、世界中で布はとても大切にされていたのです。

古着文化は神話とつながっているのですから、神話と歴史がつながっている我が国では、文化として残るのは当たり前ですね。

鳥飼八幡宮古着祭りには、古着店だけでなくリペアショップも出店されています。

大事に使い続けて、次世代につなぐ。

そういうマインドも伝えられるお祭りとして続いていけば良いなと思います。

私も後で買い物に行きます!

みなさまもお越しくださいませ!

(高野龍也)