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神道のお盆



 

こんにちは


まったく雨が降りません。


境内の木々が干上がりそうです。


夏バテしてる鳥飼八幡宮宮司山内です。


皆さまいかがお過ごしでしょうか!?


間も無くお盆ですね。


お盆と聞くと、仏教に限った儀式(先祖供養)と思われがちですが、神道にもお盆があり、とても大切な行事です。


例えば、「迎え火」や「送り火」は、地域の慣習によるところが大きいように、お盆は神仏や先祖崇拝などすべてが融合し現在の形になっています。


 



 

お盆は、ご先祖様がご家族のもとへ帰ってくる大切な時期です。神道では、お盆は単なる供養ではなく、ご先祖様への感謝の気持ちを伝え、家族の絆を深める大切な神事なのです。


神道でのお盆は、ご先祖様の霊が家に戻ってくるとされ、この期間に先祖の霊を敬い、供養することで家族の結束を固め、先祖からの祝福を受けると考えられています。


一年間家族が無事に過ごせたこと、そして両親や家族の健康と長寿を祝う慣習も含まれています。これは、自然との調和や家族間の絆を大切にする神道の教えを反映しています。


そして、先祖だけでなく、自然界や生きとし生けるものすべてのものへの感謝と敬意を表する時期でもあります。神道では自然現象や自然物も神として崇拝するため、この世界全体への感謝の意を示す意味合いも持ち合わせているのです。


 



 

仏教、神道関係なく私たちのルーツであるご先祖様との繋がり、そして家族の繋がりの大切さを気づかせてくれるのがお盆なのです。


鳥飼八幡宮では、儀式殿にて新盆祭や荒御魂祭を致しております。


お盆では、先祖への感謝を込めてしっかりとお祈りいたしましょう。