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茅の輪をくぐれば疫病除け・厄祓い



みなさん、ごきげんよう。こんにちは。

昨日六月二十七日、茅の輪を設置しました。

間もなく今年も半分が過ぎてしまいます。

茅の輪くぐりは、夏に流行する疫病除けとして、また半年のケガレを祓う厄祓いとして古くより行われている風習です。

千萱(ちがや)で編んだ大きな輪を8の字にくぐることで、上記のようなご神徳があります。

神社の祈願・祭り・行事には、元となる神話や伝承があります。備後国風土記に記されていた蘇民将来の説話です。

漢字ばかりで難しそうですがかいつまんでお話ししましょう。素戔男尊(すさのおのみこと)にまつわる説話です。

ある旅行者が困っています。夜で休む場所がありません。ある大きな家の門を叩いて一夜の宿を求めました。

裕福な身なりの主人はけんもほろろに、蘇民将来を追い返します。

続いてちょっと小ぶりで家の門を叩きました。蘇民将来(そみんしょうらい)という家のものは、快く家に招き入れてくれました。

旅の人は実は武塔神というお神さまで、素戔男尊の仮の姿です。神さまは蘇民将来に「一族に茅の輪を家の扉に掲げよ」と伝えました。その後疫病が流行り、茅の輪をつけた家以外の人々は病に倒れてしまいました。

この物語が茅の輪くぐりの由来とされています。



「夏越の大祓」ともいわれますね、疫病除けだけでなくこの半年の厄祓いに参拝される方も多いです。

今年の夏も猛暑という予想です。

茅の輪をくぐって、この夏を無事に越せますように。

また七月一日から「祈りの千灯明」を灯す予定です。

灯明の御奉賛もお受けしています。詳しくは、こちらより→https://hachimansama.jp/about/schedule/nagoshi

ホームページから申し込みできます。

また6月29日から茅の輪が設置される7月中旬まで、ご祈願を受けられた方でご希望の方は、灯明小を掲げさせていただきます。
そして、この期間には特別護符も進呈します。

今年、来年の夏を無事に越すと、きっと良いことがあると考えています。

ぜひ!