みなさま、ごきげんよう。こんにちは。
六月十一日午後6時に、恵比須神社遷座祭を執り行いました。
当宮の恵比須神社は、氏子区域にあった恵比須神社と市杵島姫神社を合祀したもの。
侘びた風情の恵比須神社はとてもお参りの多い神社です。
このたび、大通り側の参道(明治参道)の整備にあたり、ガラス張りの光の宮にお遷りいただくこととなりました。
斎主(宮司)と祭員が古宮に参進し、清め祓いをして祝詞奏上、御神体を櫃にうつして、新しいお宮にお遷りいただきました。
その後、光の宮にてご遷座いただいた祝詞を奏上し、ご参列の皆さまに玉串奉奠をして、お祝いと感謝の直会をいたしました。
普段はお宮にます御神体をお遷しするにあたり、御神体に直接触れる斎主・祭員は手袋とマスクをし、また唐櫃をひいている最中は、神さまの気配を消すために「うぉーーーう」という警蹕(けいひつ)を発声しています。
遷宮中の当宮では、令和四年十二月十八日に本殿の遷座祭ぶりの遷座祭ですが、あまりお馴染みのないお祭りだと思います。
私たち神職にとっても、なかなか体験できるお祭りではありません。非常に貴重な体験でした。
恵比須神社の御祭神は、八重事代主神さまと市杵島姫神さまです。
事代主神さまは、商売繁盛のお神さま、市杵島姫さまは美容、芸能、商売繁盛のお神さまとされています。
経済的にも、暮らしの充実度という意味でも私たちに豊かさをもたらす、ご神徳のあるお神さまです。
また今年の干支である「辰(龍)」ともご縁のあるお神さまです。
さて遷座祭ですが、近々またご参列する機会があります。
この度恵比須神社にお遷りになった市杵島姫神さまはこれから整備される神楽殿に新たなお宮をしつらえ、お祭りする計画です。
詳しくは、わかり次第お知らせいたします。
皆さまのお支えで、先日の遷座祭は無事に納めさせていただきました。
重ね重ね御礼を申し上げます。
ありがとうございました!