みなさま、ごきげんよう。
おはようございます。こんにちは。
さる12月4日午前11時より、宮座献饌祭を執り行いました。
宮座献饌祭は鳥飼八幡宮で行われる特別な神事です。
宮座とは、はるか昔鳥飼八幡宮を創建した鳥飼村の皆さんのご子孫の組織です。
当宮創建の物語で語り継がれる神功皇后へ食事のおもてなしをした方々のご子孫です。
宮座献饌祭は、神功皇后に食事をご提供したことを再現する祭祀で、創建以来続くと言われていますので一千年くらいは続いているお祭りかもしれません。
宮座献饌祭は毎年12月 4日に行われます。この日が神功皇后が鳥飼村をご訪問された日だとされています。
献饌祭は、宮座から親善に供物を捧げることが中心のお祭りです。
大行事、小行事がそれぞれ、「だいぎょーじ!」「こぎょーじ!」と声を発しながら供物を手渡していきます。
今年は新しい社殿で行われる初めての献饌祭でした。階から大床、御本殿への献饌は、神職と職員がいたします。
このお祭りは鳥飼八幡宮主催ではなく、宮座の方が主催するお祭りです。
民間のお祭りとして、このように長く続いているお祭りは全国にも全国にも例があまりないのではないかと思います。
宮座献饌祭も年を経るごとに、さまざま変化しているようです。
供物の内容も、そもそもの宮座の人数も減ってきています。
このお祭りは一般公募して参加者を募るようなお祭りではありませんので、どのように存続させるかは悩みどころです。
ともあれ、今年も無事に修めました。来年も無事に宮座献饌祭を迎えられることを心より祈念いたします。