おはようございます。
鳥飼八幡宮の表参道の作業は植栽も終わり、参道の石畳の道を整備しています。
みなさまのご支援のおかげでますます充実した環境で整備が進んでおります。
改めて感謝申し上げます。

石畳整備の目玉は、お神さまの道である「正中線」を「あられこぼし」という技法で整えていくことです。
「あられこぼし」の方法を聞いた段階で、「昔の方はすごいことを思いついたものだな」と感動しました。
実際に施工された庭園を見学した時も「美しい!」と感じ、これはすごいものができるんだな、と期待値が上がりました。
そして実際に作業をしている様子を見てみると、とてつもない手間がかかるのがわかります。
自然石を自然の形のまま隙間なく敷き詰めていく。表の面が合わさっても、横の面が合わないと「その石は合わない」ということで、試行錯誤の連続です。
初日は1日で40センチしか進まなかったといいます。ものすごいストレスかと思いきや、「お神さまの道をつくっていることが誇らしい」とのことです。
正中はお神さまの道なので、参道の真ん中は歩いてはいけませんよ、と言われたことがあるかと思います。あられこぼしの正中が完成したら、踏んで歩けないほどの道になりそうです。

あられこぼしの作業は、階段の部分にもほどこされます。
石段の直角のところに角のあった石を当てはめていくのも神業です。

石工の皆さまには、正式参拝をしていただきました。
この時は11名の方に参列していただきましたが、職人さんたちの技と心意気に感じ入りました。
表参道の完成にご期待ください。
