みなさん、ごきげんよう。こんばんは。
無事に本日も講習おさめました。ありがとうございます。
ペーパーテストも終わり、あとは祭式の実技テストのみです。本日も正座で足が破壊されていますが、これからストレッチして明日の祭式の講習と試験に備えます。
本日は、山口県神社庁隣接の野田神社でお茶の催しがあるというので、駐車場がとても手狭になるということだったので、久しぶりに徒歩で通学しました。
ちょっと時間に余裕があったので、八坂神社をご参拝させていただきました。
拝殿は、山口市の室町時代に建造された楼拝殿造に見えますが、拝殿そのものは歴史を感じるものの、本殿に比べると新しい建物です。銅葺の重厚な拝殿で、楼門と拝殿が合体したような造りが、独特の形式です。
本殿は、大内弘世が応安2年(1369年)に京都の八坂神社(当時は祇園社)を勧請したもので、現在の本殿は永正16年(1519年)に大内義興が建立したものだそうです。在所は何度か変わっているようですが、本殿の建物は永正16年のものです。
美しい流造です。由緒や文献にも裏付けされた年代の古さや、蟇股の彫刻が多彩で美しいことから、国の重要文化財に指定さsれています。
神社は朱色というイメージがあるかと思いますが、この御本殿のくすんだ丹色は渋くていいです。丹色が神社本来の赤だったのではないかと思います。
朝夕、参拝しましたが通り雨が去った後の夕方はしっとりして、静かに佇んでいて気持ちが洗われたような気がします。
山口市内には中世のころの古社が残っていて、市内の神社巡りもしたかったですね。
隣には、権現造のような築山神社も鎮座されています。江戸時代中期の建築だそうです。鳥飼八幡宮の古宮よりも古い社殿を文化財として守っていく姿勢はうらやましくもありますが…。
神社にはさまざまな様式があって、神道の歴史の長さを伝えてくれています。建物だけ見ても、これだけ多様性のある神道の懐の深さを感じます。
【高野龍也】