お知らせ・ブログ

防府天満宮に昇殿参拝しました



みなさん、ごきげんよう。

昨日一日休みをいただいて、本日より講習再開です。

実習の一環として本日は防府天満宮へ参拝しました。何度も参拝させていただいておりますが、いつ訪れても立派なお宮です。日本全国で天神さま(菅原道真公)をお祭りした最初のお宮だそうです。

正式参拝させていただきました。良き経験でした。

宮司さまの講話をしていただきましたが、講習会のちょっと保守的な内容と違い「どうする神主! 〜これからの神社はどうやって生きていくのか〜」というお題でした。

人口減少、氏子意識の薄まりなど、神社の現状をかなり冷静に判断してさまざまなことを実践されていました。

内容はここではつまびらかにできませんが、当宮の取り組みとかなり重なる部分もあり、また遷宮を経てどのようなことを着手すべきかヒントもいただきました。

こういうお話聞くと元気になります。
ありがとうございます。

昨日は、私の前職の最後の仕事(かな?)として、携わった展示館を見にいきました。
途中で福岡に帰ってきたので、完成後を訪れるのを楽しみにしていました。

その場所は、益田市歴史文化交流館「れきしーな」です。
建物のネーミングには関わっていませんが、愛称をつけるのは良いこと。定着するほどつづけられるか(予算が続くか)が次の鍵ですね。

例によって、過去の記憶がすっかり抜けており、自分が関わった部分がわかりませんでしたが、私の書いた企画書とコンセプト通りだそうです。原稿は多少リライトされているようですが、展示の解説も書き残したものだそうです。

当時はこんな知識があったのか! と驚きますが、忘却って良い力です。展示内容を楽しめました。

建物も大正時代に建てられた郡役所を再活用していて、最初に調査に入った時は「ここ、大丈夫?」という状態でしたが、きれいになっていました。



プロジェクションマッピングなども活用していて、これもよく機能していました。

中世の町並みの痕跡が残っている風情もよし、雪舟が作庭した庭も2つ残っているなど、地味ですが良いものが見学できるところです。そして益田市はご飯がうまいです。



益田氏は平安時代から戦国時代までこの地を治めた有力な士族です。

山口の大内氏とつながり、大内氏が滅亡すると毛利氏の配下となり、関ヶ原合戦後は毛利氏とともに萩に行き、萩藩の家老として幕末まで続いています。

マニアックな武将かもしれませんが、中世好きの私には魅力的な場所です。

それでは!

【高野龍也】