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神社という場所を守るために

みなさん、ごきげんよう。こんばんは。

本日はテストと作文の時間があり、知恵熱でも出たのでしょうか、晩ごはんの後眠りこけてしまい、この時間となりました。

疲れが溜まっていたのでしょう…。

テストは関係法規のこと。神社のあり方を定める宗教法人法は、神社を運営するにあたって避けては通れない法律です。

代表役員と宮司、責任役員の関係。所轄庁のこと。法人としての登記のこと。

神社に参拝される方、お神さまと向き合いにこられる方には直接関係ないことですが、この法律を守らなければ、神社そのものが消滅、ということにもなりかねません。

神社あるいは神職は、お神さまとみなさまの中取持をする役割です。その場所を守るためには、葦原の中つ国のルールを守らねばならないのです。

とはいえ、昨日も書きましたが当宮はきちんとしている方だと思います。
一職員ではありますが、このような意識を持って勤務することは大事だなぁ。
そんなことを考えながら、試験に向かいました。

作文の課題は「今、私が伝えたいこと」というかなり大まかなテーマです。

私は中身が空っぽなので、個人的にはみなさまに伝えたいことなどはないので、困りました。
鳥飼八幡宮のことならいくらでもお伝えしたいことがあるのですが、自社の宣伝は雰囲気的に課題にそぐわないようでした。

この講習で感じたことを書きましたが、神社神道に対する思いは少し筆がすべってしまいました。批判ともとられるかもしれないなぁ、と思いながらも、思ったことを言えないようではダメですからね。勇気を少しだけ出しました。

鉛筆を握ってのテストと作文は久しぶりだったので、目が異常に疲れました。



話は変わりますが、私は室町時代が大好きです。中世というより、室町時代です。

室町時代は政権が安定せずに、いわゆる戦国時代に至る混乱した時代だと言われています。政争が実力を伴っていたわけで、武家は翻弄されていました。

一方庶民の暮らしは発達していて、江戸時代にそれが完成するという認識です。

山口は、大内氏の根拠地です。大内氏はざっくりいうと、一時期天下人に近い地位にまで上り詰めた人です。

当時の天下人の定義は、機内を掌握した人という意味です。実際には機内を両国としたことはありませんが、中国地方や北部九州の一部を実効支配して、西国随一の大名となりました。

明との貿易も盛んにし、莫大な富を得て、山口を「西の京」と呼ばれるほどの街にしました。戦乱の続く京都から文化人を招いて、文化の継承を守りました。雪舟を招いたり、フランシスコ・ザビエルが訪れるなど、当時の山口は日本でも有数の都市でした。

通学の途中、大内屋敷跡を見学しました。雰囲気は堪能しましたが、写真を撮っても土手があるだけに見えてしまうだけ。やはりオンタイムに見学しないとよく分かりませんね。

資料館などと合わせて見学したいと思いました。

【高野龍也】