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祝詞と歴史的仮名遣い

みなさま、ごきげんよう。こんばんは。

本日講習6日目を無事おさめました。

祭式と祝詞を学びさせていただきました。

祭式というのは、祭典における神職の動き方を学ぶことです。

頭では分かっていても、体がついてこない。ある動きに意識が集中すると、他の動きが疎かになってしまう。

若い方たちはスッとこなしているのを見ると、やはり衰えは感じます。

祝詞は、奏上の仕方の前に、万葉仮名が難関です。最終的には祝詞を書けるようになるのが目的です。

神道は長い歴史がありますが、近代で大まかに2回の大変化がありました。

明治維新と大東亜戦争の敗戦です。特に後者の変化は決定的ですね。

色々と変化はありました。それまで神社が公共施設として使われていましたが、GHQは別のコミュニティスペースを作らせました。詳しくは省きますが、変化は地域の隅々まで影響があったのです。

旧仮名遣いから新仮名遣いの変更もその一つです。

祝詞は旧仮名遣いを万葉仮名に変換して書かれるものですが、それが私たちの学びの大きな壁になっています。

「え」と「ゑ」、「お」と「を」の発音の違いも失われています。

それでも頑張れば、読めて書けるようになるのだから、進駐軍も全てを骨抜きにできたわけではありません。

我が国は、言霊の幸はう国だといいますが、言霊の力を発するのは昔の言葉遣い、発音をすることが近道なのかもしれません。



山口は盆地なので、暑さはまた格別です。
風が吹かず、湿度も高い気がします。

そんな暑さの中ですが、ツクツクボーシも鳴き出して、夏の終わりもそろそろという感じです。
残暑が厳しいのでしょうね。

山口は、京都の映し絵で、西の京とも言われます。一ノ坂川は、京都の鴨川ともいえる風情のある流れです。
昔はこの川で炊事洗濯をしていたのでしょうか。川に降りる石の階段は「くみじ」に見えます。

春は桜、初夏はゲンジボタルの名所です。秋は紅葉も美しそう。

それでは。