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環状列石の結界

みなさん、ごきげんよう。こんにちは。

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福岡市は連日の大雨です。当宮の兼務社である田島八幡神社では昨日(7月8日)は、夏祭りで世神楽を奉納する予定でしたが、叩きつけるような雨が降り、中止となりました。



みなさまも大雨、地域によっては高温にお気をつけくださいませ。

 

当宮の神苑づくりの中で、返礼品にも含まれている環状列石のデザインの方向性が決定しましたので、みなさまにお知らせいたします。

 

社殿を遷宮し、境内地を整備する計画をスタートした際に、神社に結界のような造作を取り入れたいと考えました。

結界を張るというと、呪物を埋めたり、強力な念を込めたりというようなことを想像されるかもしれませんが、そうではありません。いや、そんなことができるのだったらやってみたいですね。
そのほうが都市伝説っぽくてロマンがありそうです…。

私たちは、当宮のお神さまや歴史的な特性の物語を、歩いて感じられるような境内、つまり神苑にしたいと思いました。

新しい神殿、そして表参道でも共通しているテーマが原点回帰です。

その神殿を守る新たな結界は、環状列石がふさわしいのではないかと考えたのです。

自然石を円形に並べたものを環状列石といいます。世界各地にあり、イギリスのストーンヘンジは有名ですね。日本でも秋田県の大湯環状列石は世界遺産にもなっています。

日本の環状列石の建造年代は縄文時代にまでさかのぼるといわれ、太陽崇拝の祭祀遺跡ともいわれている謎多き遺跡です。

磐座(いわくら)以前の祭祀の形という仮説で、縄文時代から現代までをを結びつける神苑になるのではないかと、私たちもワクワクしています。

環状列石の結界といっても、周りを隔てるものではありません。巨石を地面に埋め込み、高さ15〜30センチほどのぞかせます。



まあるいご縁の環状列石の結界です。
環状列石の中には、また別の仕掛けも考えていますが、これはまた別でお話しいたします。

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