おはようございます。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
悲しみの雨でしょうか。昨日の夜から雨が降り続いております。
福島県で再び地震がありました。とても心配です。お心を強く持っていただければと思います。私は今は祈ることしか出来ません。一日も早い復旧と、皆さまが普段の平穏な暮らしを取り戻せるように祈っております。
先日 奈良県の吉野に本殿に使用する檜の検品へ行って来ました。その檜は、300年以上大切に育てられ、とても素晴らしいものでした。その素晴らしさは、私の言葉では追いつかないので吉野檜で検索されてみてください。伝わると思います。
いよいよ遷宮が年末に迫りました。予定では間も無く奉賛会を立ち上げご浄財を募ってまいります。
遷宮をわかりやすく言葉にすると、「古来より培ってきた価値を時代に合わせ再構築すること」です。
鳥飼八幡宮は25年毎に遷宮を致します。遷宮を繰り返すことで古と今そして未来に意識が繋がっていくのです。
私は遷宮事業に取り組む中で、頭に浮かぶのは「原点」です。何をしてもワクワクして楽しかった時のことを思い出します。例えば神職として歩み出した頃の希望に溢れた嬉しい気持ち。その原体験は決して揺らぐことはありません。原点を探れば、そこには先行きが見えない時代の道標がみえてくるのです。
鳥飼八幡宮は、皆さんとともに遷宮を思い切り楽しもうと思います。