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建国記念の日・紀元節

みなさま、ごきげんよう♫



明日は建国記念の日で、国民の休日です。
鳥飼八幡宮では、正午より建国記念祭という祭祀を執り行います。

建国記念の日は、日本国が誕生した日を祝う日です。ぜひこの休日を「日本国ができた日」という思いを持ちつつ、楽しまれてください。

さて、日本という国が生まれた日というのは、どんな日だったのでしょうか。

建国記念日は明治5年(1872)に制定されました。
根拠は神武天皇の即位です。
日本書紀や古事記などを検討して、即位年を紀元前660年とし、月日は確定できなかったため「元日にしよう」と決定されました。
ところが翌年、太陰暦(旧暦)からグレゴリオ暦(西暦)に切り替わることになり、その時の旧暦の元日が2月11日にあたったため、2月11日が日本建国の日になったと言われています(諸説あり)。

日本という古い国が、どれぐらい古いのか? 西洋の人たちにも分かりやすく伝えようという目的もありました。

神武天皇が即位した年を基準とした暦(皇紀と言います。西暦に660を足すだけですから簡単に覚えられますね)は、このように誕生しました。
今年は皇紀2682年です。この数字をどう捉えるかはそれぞれだと思いますが、日本の神話は宇宙の開闢から始まり、神が生まれ、日本列島が生まれ、そして人が生まれ、「天皇のしらす国」となっていく様子が描かれています。そう考えると、2682年よりももっと古い時代から、私たちの国につながる流れが連綿と続いている。
そう信じられてきたことがわかります。

明治6年(1873)より昭和23年(1948)まで、2月11日は紀元節として祝われました。昭和41年(1966)に「建国記念の日」として復活し現在に至っています。
2月11日は、日本の長い歴史を振り返り、思いを馳せる日でしょう。そしてこの歴史を千年後にも続けていきたいものです。