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御守り入れ木箱


おはようございます。


鳥飼八幡宮宮司山内です。


今日は鳥飼八幡宮の「御守り入れ木箱」について書きます。


「箱に入れる」ことは、日本に古くから根付いてきた文化です。モノが壊れないように、運ぶために、見栄えを良くするためになどなど。


桐箱などが有名ですよね。


木箱に入れ物を贈るのは、贈り主の身の汚れや外界の悪疫からその品物を隔てるためです。汚れから隔離するという考え方は、贈り物は神仏に供えるものであったことに由来します。


さまざまな理由から私たちは物を箱に入れますが、贈り物における箱入れとは、物を裸で相手に渡すのではなく、贈り主の気持ちを包みに込めて渡すという、礼の心の表れでもあります。


礼節と格式を重んじる日本人が大切に守ってきた文化なのです。


鳥飼八幡宮の「御守り入れ木箱」には、大切な方へお渡しする御守りに真心と福を共に詰めて送るという意味があります。


日本人が守ってきた美しい文化。


大切に受け継いでいきたいと思います。