おはようございます。
鳥飼八幡宮宮司山内です。
今日は境内末社 塩竈北辰神社に祀られる
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
について書きます。
〜 天地初めて発りし時に、高天原に成りませる神の名は 、天之御中主神〜 『古事記』上巻より
『古事記』において最初に出現される天之御中主神は、天の中央 を定位とする北辰(いわゆる北極星と北斗七星)のご神霊であり、仏教では妙見菩薩とも称される、たいへん尊い神様です。天の中央より全ての星々を守護する神様であることから、古来より東西南 北・八方・全ての方位方角にご神威をおよぼされる神様であるといわれております。
天地開闢の際に高天原に最初に現れた神で、造化三神の一柱であり、至高の神とされます。
宇宙の根源 天地創造の神であり、宇宙そのものであるとも言われています。そのような神様であるにもかかわらず、なぜかお祀りする神社がとても少ないことで有名です。
鳥飼八幡宮には古来より、境内末社の塩竈北辰神社に天之御中主神をお祀りしており、八方塞がり・方位除けなど方位方角に関わる災いを避けるため、ご守護をお願いする祈願が行われてきました。天之御中主神の絶大なるご神徳を頂いて、方位方角に関わるすべての災難を取り除き、皆様が日々を家内安全・福徳円満で過ごされ ますよう、八方除け祈願・方災除け祈願をご案内いたします。
九年に一度は、八方塞がりの年が巡ってまいります。数え歳で十の位と一の位を足して10になる歳、例えば19歳、28歳、37歳、46歳、55歳、64歳、73歳などが八方塞がりの年となります。八方塞がりの歳、古来より云い伝えられております。
令和4年八方塞(男女共通)
* 10歳(平成25年)
* 19歳(平成16年)
* 28歳(平成7年)
* 37歳(昭和61年)
* 46歳(昭和52年)
* 55歳(昭和43年)
* 64歳(昭和34年)
* 73歳(昭和25年)
* 82歳(昭和16年)
* 91歳(昭和7年)
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)は知恵授けの神様ともいわれています。困った時に手を合わせるとアドバイスをいただけるかもしれません。
塩竈北辰神社は境内東側にひっそりとお祀りされています。
鳥飼八幡宮に参拝の際は本殿だけでなく、境内末社にも手を合わせてみて下さい。