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鳥飼八幡宮カレーフェス無事終了しました。



みなさん、ごきげんよう! 秋は味覚の祭りが楽しいですね。
鳥飼八幡宮令和三年最初のフェス「鳥飼八幡宮カレーフェスティバル」が22〜24日の3日間、無事に開催されました。
何ヶ月も前から準備され、コロナ禍で告知もままならない中での開幕でしたが、初日午前11時のオープンと同時にたくさんの方に来ていただき、スタート1時間後には売り切れる店も出るほど。
境内にスパイスの香りが漂ってきて、仕事しているとお腹が減って仕方ありませんでした。



初日のテント設営時、初日の夜に雨に見舞われましたが、営業時間中は晴天に恵まれました。夜中の雨では、雨量が多く出店者のテントが破壊されるほど。
台風一過のような晴天の元、テントの交換や雨風の被害から立て直し、2日の営業開始に間に合ったのは、みなさんプロですね。主催者の方の対応も素晴らしかったです。

2日目もたくさんの方にお越しいただきました。
強めに、お浄めの雨をいただいたのかもしれません。

最終日もオープン時の行列で数百人を超えていました。16時のイベント終了まで、たくさんの方が境内でお食事を楽しまれている様子でした。

どのお店も行列必至の人出でしたが、お客さまは整然と対応されていて、感じ入りました。

おいしいものをいただいた笑顔がたくさん見られて、それだけで満腹でした。


お神様も大変お慶びになられたことでしょう。

神社とカレーになんの関係があるの? と思われるかもしれません。

鳥飼八幡宮はもともと「食事ともてなし」をご縁に成立したお宮です。その昔、神功皇后が三韓征伐から凱旋帰国なされた時、鳥飼村の人々が疲れた皇后御一行をおもてなししました。村人のもてなしに皇后は大いに喜ばれました。このことがきっかけとなり、鳥飼八幡宮は創建され、またその饗応の様子を、祭祀として今日まで伝えています。(詳しくは当社の歴史https://hachimansama.jp/historyをご参照ください)

日本の秋祭りは、その年の実りに感謝するお祭りです。毎年11月23日に新嘗祭という宮中祭祀も執り行われています。ちなみに、天皇陛下は新嘗祭が終わるまで、その年の新米を召し上がられないそうです。



今回のカレーフェスにはライスでいただくカレーがほとんど(パスマティライスが主ですが)なので、お米との相性もよろしいと考えます。来年は新嘗祭とあわせての開催もよろしいのではないでしょうか。

何より本日は平日にも関わらず、たくさんのお客さんがお越しになり、多くの方が楽しんでおられました。
カレーは日本人の国民食で、福岡市にはもっと多くのカレー店があります。カレーで神社のお祭りをしても、そんなに違和感が湧かない、いや、むしろ多彩な食文化が根付いている日本らしい祭りなのではないかと考えます。

当社と大変ゆかりがある玄洋社は、インドの革命家ラス・ビハリ・ボースを支援しました。そして、そのボースこそ、スパイスカレーを日本に伝えた、と言われています。

神社、特に鳥飼八幡宮でカレーフェスをするのは、とても意義深いと考えます。

3日間を通して、約1万人の来場者がありました。一体何皿のカレーが食べられたのでしょう。
秋の食に関する祭典はもちろん、今後も続けます。
カレーフェスティバル、来年は遷宮後の新しい当社で開催されることでしょう。

みなさま、ありがとうございました。