日中はちょっぴり暑い日が続いておりますが、いかがおすごしでしょうか?
本日は鳥飼八幡宮祖霊殿内に、ピクチャーレールを設置しました。
「祖霊殿になぜピクチャーレールを?」。
ピクチャーレールは絵画を展示する金具のことです(念のため)。
近いうちにお知らせできるかと思います。お楽しみにお待ちくださいませ。
![](https://hachimansama.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/10/FFC06D41-FA80-4C4B-A43B-36F5CD3935D1_1_201_a-e1633934113420-1024x768.jpeg)
さて、設置工事をしていうちに面白いものを発見しました。
このピクチャーレール展示用のフック、ずっしりとしてマットな質感でカッコいいな、と。
ワイヤーを通してフックを上げ下げしてみると、ワイヤーの凹凸が指に伝わる感覚が、スマホのクリックみたいですごく心地よい。滑りはヌルヌルとしてスムーズです。
明らかにこれはいいモノだとわかります。
![](https://hachimansama.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/10/D8D86671-B868-4C61-B739-A2B2C3A5A567_1_201_a-1024x768.jpeg)
ボディにはTAKIYAという刻印があり、調べてみるとTAKKIYAさまの「コレダーライン」という商品でした。
TAKIYAさまは創業大正12年創業に、中村多喜彌商店という屋号の建築用金物問屋として産声を上げました。
そしていろいろありまして、昭和50年(1975)に国立西洋美術館を建設する際に「絵画用の展示金具」を依頼され、発明されたとのこと。
![](https://hachimansama.jp/wordpress/wp-content/uploads/2021/10/CBE4684A-A762-455C-9163-71E50F4DAAFB_1_201_a-e1633930043313-1024x768.jpeg)
国内の美術館博物館はもとより、ルーブル美術館、スペイン国立プラド美術館、ニューヨーク近代美術館など国外の著名な美術館・博物館に納入されています。
こうなるとTAKIYAさまのことを知らないのは、こちらの不勉強ということになりますね。。
日本の技術が世界中のアート作品を際立たせているのを知って、すごいと感じました。。
そのような道具を祖霊殿で使用させていただくのも光栄であり、またご縁を感じます。
このピクチャーレールと展示金具を使った祖霊殿を公開できる日が来るように、調整を進めていきます!
(TAKIYAさまのホームページはこちらよりどうぞ!)