こんにちは。
明日は境内で「福マルシェ」が開催されます。
鳥飼八幡宮では、毎月第三日曜日に「福マルシェ」が開催されています。
最初は神社の境内でマルシェなんてと訝しむ方がいらっしゃいましたが、開催を重ねる毎にファンを増やしていき、いつしかそのようなネガティブな声は聞こえなくなりました。
地域に根ざした取り組みを、しっかりとご理解いただだいたのでしょう。
日本は、現在もコロナ禍により国民は不安を抱え生活しております。
仕事を失った。お金がない。生活が苦しい。生きる希望すらない―。コロナ禍で、多くの人が大切なものを奪われました。格差や貧困はますます広がる一方です。
そして、ただでさえ失われつつある地域の絆はより希薄になっています。
気の置けない仲間と会って、たわいのない話をする。居酒屋で職場の同僚と愚痴をこぼし合う。そんなありふれた「日常」が、コロナ禍で一変しました。対面や移動を避ける生活様式は、人間が本来持つ社会的なつながりや、ひとりで過ごす時のあり方に変化をもたらしています。
そんな今だからこそ、神社が地域社会の中心であり続けないといけないのです。
神社には神事の後、神様に備えた食物を下げて、みんなでいただく「直会」があります。フェスやマルシェ、鳥飼八幡宮で開催される催しは直会を皆様にわかりやすく、今の時代に合わせアレンジしたものです。同じものを、みんなで分け合って食することで、心を通わせる。そんな営みを繰り返すことで、神社は地域社会の中心であり続けたのです。
神社にあまり縁がない人にも、神社に足を運ぶきっかけになったり、いろんな人の交流で新しいプロジェクトやビジネスが生み出され、人も地域も活性させたいとの思いから、鳥飼八幡宮の催しは開催されています。
美味しいものを前にすれば、頬がゆるみ笑顔になります。鳥飼八幡宮で楽しい時間を過ごした人は、必ず鳥飼八幡宮に帰って来ます。
鳥飼八幡宮は催しを通じ「ひと、こと、ものが集まる場所」にしたいと思います。
コロナウイルスは人々の心だけでなく、時の流れるスピードも変えてしまいました。
鳥飼八幡宮は今後、古き良き時代の在り方を受け継ぎながら、時代と社会の変化に感度を研ぎ澄ませ、コロナウイルスに負けることなく時代の波を乗り越え、新しい価値を生む役割を担っていきたいと思います。http://fuku-marche.com/