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茅の輪くぐり


おはようございます。


茅の輪作りが神職の手により進んでおります。


12日より設える予定です。


茅の輪くぐりのくぐり方は、唱え詞を唱えながら、8の字に3度くぐり抜けるのが一般的です。もっとも基本的だと思われる茅の輪くぐりのくぐり方は、以下のようになります。


1周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る


2周目:正面でお辞儀、右足で茅の輪をまたぎ、右回りで正面に戻る


3周目:正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、左回りで正面に戻る


正面でお辞儀、左足で茅の輪をまたぎ、参拝へとなります。


茅の輪くぐりは「夏越の祓」の儀式のひとつとして行われます。


夏越の祓は、今年前半の半年間の穢れを清めて災厄を払う神事であり、このあとの後半も無事に過ごせるようにと祈る行事です。古来日本では、夏を迎えるこの時期、疫病が流行ることが多かったため、厄払いと無病息災のため、茅の輪くぐりが執り行われるようになったと考えられています。


昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求められました。弟の巨旦将来は、豊かな生活をしていたのにそれを断りました。しかし、兄の蘇民将来は貧しい暮らしをしていましたが、素盞鳴尊をお泊めして、厚いもてなしをしました。


その後何年かたって素盞鳴尊は再び蘇民将来の家を訪れて、「もし悪い病気が流行することがあったら、茅で輪を作って、腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」 とお教えになりました。


これから、「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになりました。


人は知らず知らずのうちに罪穢れを背負ってしまうものです。半年間の間に背負ってしまった罪穢れを祓に神社に参拝致しましょう。


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