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地鎮祭


おはようございます。


地鎮祭について書いてみます。


地鎮祭。


あまり馴染みがないと思います。


地鎮祭はこれから建物を作ろうとする土地を守る神さまに、これからここに新しい建物を作るということの許しをもらい、工事が安全に進むことを願う祭典です。


一般には「じまつり」などとも呼ばれ、国土の守護神である大地主神(おおとこぬしのかみ)と、その地域の神様である産土神(うぶすなのかみ)、またその土地の神々である此の地を宇志波伎坐(うしはきます)大神等をお祀りします。


非常に古くからある祭典で、最も古い記録では持統天皇(645703)が藤原京を作った際に行ったとされます。日本には古くからそれぞれの土地に神さまがおられるという信仰があり、このような神さまのことを産土神といいます。


悠久の昔より日本人は大地を尊び、土を拝んできました。昨今の日本人はどうでしょうか!⁇土は踏みつけるだけで、汚し弄んではいないでしょうか⁇


伊勢神宮には土宮が坐し、神社には国魂(国土に宿る神霊)を祀り、土の神や国土の御霊に感謝の意を捧げてまいりました。


土は心を込めて耕せば、必ず豊穣という形でこたえてくださいます。


家を建てるのは通常なら一生のうちに一度でしょう。


土地の神に敬意をはらい、使用の許しを得て、工事の安全と生活の平安を祈願するという祭りの意味は、まさに日本人の生活習慣における伝統や信仰に基づいたものといえます。


鳥飼八幡宮では、依頼があれば氏子区域だけでなくどこへでも出張祭典させていただきます。


地鎮祭を斎行される時、その深い意味に思いを馳せてみられてはいかがでしょうか^_^