社務所が新しくなって10年目です。




こんにちは


社務所を新しく建設してから今年の3月で10年目の節目の年となります。


鳥飼八幡宮の社務所は大正時代に建設された銃剣道場を社務所に改築したとても古い建物でした。


当然のように使い勝手は悪く、おまけに夏は暑く冬は寒く、雨の日は雨漏りが酷く騙し騙し使用しているような状況が続いておりました。


遂に台風の日に屋根が破れ、雨漏りが滝の様に流れ落ちるようになり、社務所として使用出来なくなった為、新たに社務所を建築しようという話になりました。


しかしながら、当時の鳥飼八幡宮は知名度なし、信仰心なし、知恵なし、お金なしの神社でありまして


父である先代宮司には、「自分には社務所新築事業の実行委員長としてやり抜く体力も気力も知力も実行力もないので実行委員長をお願いしたいと思う」と懇願されました。


私は当時また37歳の青年神職であり、修行を終え鳥飼八幡宮に戻って奉職し間もない身で右も左もわかりません。このような大役を引き受けるのは難しいと思いましたが、他に実行委員長を引き受けてくださる方もおらず、泣く泣く引き受けさせていただくことになりました。普通、神社の事業の実行委員長は政財界の方か神社の責任役員など実行委員長としての力量がある方に引き受けていただくものです。これは鳥飼八幡宮はちょっと厳しいぞと感じた瞬間でした。


たくさんの方にお力添えをいただきましたが、鳥飼八幡宮が何十年も氏子崇敬者と寄り添い合うことを怠ってきたことと、私の力量不足で、社務所改修事業はうまくいく筈もなく、御寄付も予定していたように集めることが出来ず途方にくれることとなりました。


神社で融資をうけようと動きましたが、財政難の鳥飼八幡宮では無理な話で、結局私が個人で銀行融資をうけ社務所を建築する資金にあて、神社から返済するようにし、なんとか社務所を建てることが出来ました。


この痛い教訓をいかし、鳥飼八幡宮では、神社の長い歴史を引き継ぎながら地域のために何が出来るかを日々模索しております。


子どもからお年寄りまであらゆる世代が人が集う場所にするために、神社ならではの取り組みや新たな取り組みも進めています。


鳥飼八幡宮は以前神社がそうであったように人々のサロンであり、出会いと情報発信の場となればと思います。


 いつか、「鳥飼八幡宮に参拝すれば心が整い、福岡の歴史を知る学びになり、日本が大好きになる」そんな神社を目指し取り組んでいきます。


鳥飼八幡宮は来年度遷宮を迎えます。遷宮とは次の世代にバトンを繋ぐ為、神社が挑戦をする為の装置だと思います。具体的に[何を どうして どのように]するのかはこれからどんどん発信していきます。


鳥飼八幡宮が描く未来を期待して見守っていて下さい。そして、その取り組みに共感していただいた方はお力添えをいただければ嬉しく思います。