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手水にて手を清めましょう。









手水舎を綺麗にしました!清々しいです。

海に囲まれ、川や湖沼も多く、古くより農業が営まれてきた日本列島では、水による清め、という考え方は生活の中に根付いてきました。水には聖なる力があると信じられ神域にて水により、心と身体を浄化するという作法は、神道だけでなく多種多様な宗教にみられます。

日本には、在来の神道と、仏教との「神仏習合」信仰の歴史が、明治以前まで1000年以上あります。
 しかし水による清めという考え方は、この神仏習合の歴史よりもずっと深く根源的に、日本の生活に根差していると考えられます。

 神社における手水、即ち神に参拝する前に、流れる水により手と口を清める作法は、もともと、川や海の水の浄化力により、心と体の穢れを取り去る「禊(みそぎ)」という儀礼が簡略化されたものです。古代日本神話にも、神が川の流れに身を浸し禊をするさまが描写されています。

日本の仏寺にも手水舎がありますが、こちらは仏教思想により「身口意(しんくい)」即ち人の身体、ことば、心の三つのはたらきによる業(ごう)を清めるものと解釈されています。他方で、香煙による清めの儀礼は仏寺では一般的ですが、神社には見られません。

元来、境内に手水舎はありませんでした。時代とともに川の水が汚れてしまい、清流や湧き水が確保できなくなったことから、それに代わる施設として境内に御手洗場を設けるようになったのでしょう。

縁むすびの鳥飼八幡宮では参拝の前に手水舎にて手を清め、お神様にご縁を祈りましょう。 (國學院大学メディア参照)