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神社の魅力







私が考える神社の魅力について書きます!

実は江戸時代まで、神道という宗教はありませんでした。昔から神道という言葉はあるし、神道という信仰はありましたが、それは宗教ではなく日本人なら誰もが持っていた心、信仰でした。明治以前は宗教として定められておらず、明治以降に神道という宗教団体として明治政府に存在させられることになりました。皆さまが知っている神道という宗教は非常に新しいものなのです。

私が興味を惹かれるのは、神道が宗教化される以前の土台の信仰の部分です。
神社は宗教施設ではなく神様がいらっしゃる場所であり、神の社なのです。古代の人々は山、川、滝、海、また肌に感じる風、雨 、雷すべての自然、そして自然現象を神様がいる証だと考え、目に見えないものを信じていました。

神社のお社の前には注連縄を飾ります。注連縄は雲なんです。注連縄からギザギザの白い紙垂がでていて、そこに鈴がありますね。紙垂は稲光です。それを鳴らすとゴロゴロと雷が鳴り、神様が出てくるのでそこで拝みます。これは雷という自然を崇拝していたからそれを祀り、拝む場所として神社を作ったということなのです。自然の中に神様を見出していくという日本人の中に古来からある心、そのものが神社なんです。(諸説あります)

日本人がどのように神様とともに生きてきたかに思いを馳せながら、神社を感じてみて下さい。

神社の新たな魅力を見つけられるかもしれません^_^