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鳥飼八幡宮の境内で福マルシェが開催される理由











鳥飼八幡宮では、毎月第三日曜日に福マルシェが開催されます。
神社の境内でマルシェなんてと訝しむ方もいらっしゃる事でしょう。

でも開催するには理由があるのです。

神社には神事の後、神様に備えた食物を下げて、みんなでいただく「直会」があります。フェスやマルシェ、鳥飼八幡宮で開催される催しは直会を皆様にわかりやすく、今の時代に合わせアレンジしたものです。同じものを、みんなで分け合って食することで、心を通わせる。そんな営みを繰り返すことで、神社は地域社会の中心であり続けたのです。
現在神社界は人口が減り、個人主義が進み氏子意識はなくなり、かつてのように寄付や祈願の初穂料で成り立っている神社はほんの一握りで、毎年1000社が消滅しているのが現実です。
時代に合わせて打ち手を考えなければ歴史を紡ぐことは出来ないのです。
神社にあまり縁がない人にも、神社に足を運ぶきっかけになったり、いろんな人の交流で新しいプロジェクトやビジネスが生み出され、人も地域も活性させたいとの思いから、催しは開催されています。
美味しいものを前にすれば、頬がゆるみ笑顔になります。鳥飼八幡宮で楽しい時間を過ごした人は、必ず鳥飼八幡宮に帰って来ます。
鳥飼八幡宮は催しを通じ「ひと、こと、ものが集まる場所」にしたいと思います。

マルシェを開催することで、生産者は消費者を知る機会になり、消費者のニーズを知り、消費者はこだわりの商品を知る機会になり、そして地域を知るための機会となり、互いの活性化を促す新しい「場」と鳥飼八幡宮がなっているのです。

今 時代は確実に変わり始めています。

鳥飼八幡宮は今後、古き良き時代の在り方を受け継ぎながら、時代と社会の変化に感度を研ぎ澄ませ、時代の波を乗り越え新しい価値を生む役割を担っていきたいと思います。