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鳥飼八幡宮が秋季大祭で猪をふるまう理由。



鳥飼八幡宮が猪を皆さん方にふるまう理由!

現在、全国で駆除された猪や鹿、穴熊などはそのまま捨てられてしまっているのが現状です。

捨てられるだけの命をどうにかできないか、その大切な命を無駄にしたくない、敬意を表したいという思いから今に至っております。

当日は、猟師の方によりすでに捕獲・適切な処理を施された状態の猪をみなさまにふるまうこととなっております。

解体等はいたしません。

「猪を丸焼きにして神社でふるまうのっ」と驚かれた方もいらっしゃるでしょう。

そもそも神社で肉を食べていいのか?などなど。

まず、「殺生」というのは神道ではなく仏教の「不殺生戒」という教えによるものです。

神道ではそのような戒律・教義はなく、「命の一部をお神様(自然界)から分け与えて頂く」という、何事においても感謝の気持ちをもつという考えが根幹にございます。

猪も魚も農作物も、すべてはおなじひとつの命です。

自然界で生きている大切な命をいただくということに、猪も農作物も違いはございません。

何をいただくかということよりも、何をいただくにも感謝の気持ちを忘れないことが大切なのだと考えます。

当日は、すでに各地で駆除されてしまった猪をまず神殿にて供養祭を斎行したのちに、直会という形でみなさまにふるまいます。

私達は大切な命をいただき生かされているということを、1人でも多くの方に改めて認識していただく機会になればと思っております。

このお祭りにかける本当の思いや主旨を、どうかご理解いただけますと幸いです。

秋まつり期間中の10/7、10/8にはヴィーガンの方にもお楽しみいただけるマルシェを開催予定でございます。

「オーガニック」「九州産」「旬のおいしさ」をキーワードに、農家の方々が我が子のように大切に育ててきた農作物を販売致します。

足を運んでいただけますと幸いです。

お年寄りからお子様まで皆様が楽しんでいただける催しとなるよう、尽力してまいりますのでお力添えを心よりお願い致します。