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一日参り



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夏越祭も終わりすっかり夏になりました。

うだるような暑さが続いております。

熱中症には注意されて下さい。

本日は一日です。

鳥飼八幡宮では、一日参りが盛んです。

「お朔日参り」とは、古くから伝わる、毎月1日(朔日)に神社に参拝する風習のことです。

「朔日」とは新月のことで、月の運行を基準とした太陰暦では、1日は新月で、15日は満月になります。

 現在は、太陽暦を使用していますので、必ずしも1日が新月ではありませんが、毎月1日には、いつもより早く起き、自分の住む土地の氏神様・鎮守様をお参りし、無事に過ごせた1か月への感謝と、新しい月の無事(無病息災、家内安全)、生業繁栄などを祈念する風習として残っています。

 江戸時代は、新月、満月には神様の力が強まり、願望が成就しやすいということで、1日と15日に参拝したという説もありますが、「お朔日参り」の本来の目的は、「願望成就」や「幸運を引き寄せる」ことではありません。

 月に1度でも、神社に参拝することで、神聖な氣に触れ、日々の日常生活の中でついた心の垢や穢れを洗い流し、目に見えない加護や導きを思い出し、それに感謝し、神様の視点で物事を見たり、受け取れるよう、自分自身を新しくするためです。

 「お朔日参り」はいつはじめても良いですし、月に1、2度は神社を訪れ、身を清めて、自らを新しくしましょうというのが趣旨なので、絶対1日でなくてはいけないということはありません。

鳥飼八幡宮では、本殿に参拝した後にご縁むすびの紐を神木に結ぶのが習わしになっております。

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皆様方の良縁を心より祈念致しております。