
みなさま、ごきげんよう。
暑い日が続いておりますが、健勝におすごしでしょうか?
最近は夕立が降る日が多く、ホッとする時間もいただいております。
本日7月19日、当宮では夏季大祭「夏越祭」を執り行いました。
照りつける日差しの中、たくさんの方にご参列いただきました。
ありがとうございます。
夏越祭、夏越の大祓は半年のツミケガレを清め祓い、その年の後半をより良く暮らしていくためのお祭りです。
夏は食中毒などの流行病が流行しやすい時期でもあるため、疫病除の祈願も含まれていました。
夏越祭は、蘇民将来の説話などさまざまな由来がありますが、大元は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓だと言われています。
古事記などで紹介されている神話ですが、伊弉諾尊は黄泉の国から戻られた時に、筑紫の日向の小戸の阿波岐原にて、心身を清めるために禊を行いました。
その時に、さまざまな神が生まれ、最後に左目を洗った時に天照太神、右目を洗った時に月読命、鼻を洗った時に素戔嗚尊が誕生しました。
日本神話の最高神が生まれたのは、禊をした後ですから、ツミケガレを祓うことの大切さが分かりますね。

夏季大祭では、大祓詞を奏上し、これまでお納めいただいた人形を清め祓いしました。
その後、参列者で茅の輪くぐりをしました。参列者は地域の代表、企業の代表、国の代表の方ばかりですので、夏越の大祓の祈りは広く届いたことでしょう。

そして本日は、令和の遷宮の奉賛者の方々を顕彰する銘板のお披露目式も執り行いました。
令和7年3月をもって、遷宮奉賛会は解散しました。この3年間は多くの方にご支援を賜りました。
さまざまなご支援をいただくたびに、感謝の気持ちを抱き勇気をいただきました。
過去3ヵ年の銘板が勢揃いしましたが、除幕された時にその想いを追体験した想いです。
また、本日はweb銘板と称し、奉賛者のお名前をホームページでも公開しています。
真にありがとうございます。
https://hachimansama.jp/about/sengu/housansya
遷宮の工事は未だ続いております。そして遷宮が終わると当宮の新しい物語がスタートする時です。
みなさまと一緒に、新たな鳥飼八幡宮を生み出していく喜びを感じています。
夏越の大祓の個別祈願も承っておりますので、ぜひお受けください。
https://hachimansama.jp/blog/29618
それではみなさまに、良きご縁のあらんことを。