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口蹄疫問題
鳥飼八幡宮の境内末社に、天満宮があります。
先日、お祭りをした谷天満宮ですが、お宮の前に「なでうし」も鎮座しています。
身体の悪い所となでうしの同じ場所をなでると、病気平癒すると信仰されています。太宰府天満宮をはじめ、全国の天満宮に鎮座しているので、さすられた方も多いかもしれません。
牛が天満宮の神使となったのは、太宰府でお亡くなりになった管公の遺体を都に、牛車で運ぼうとしたところ、ある所で牛が一歩も動かなくなりました。
それが現在の太宰府天満宮です。そのことがきっかけで神使となったのですが、天神さまは農耕のお神さまでもあるので、田畑で一緒に働いた牛たちに感謝の気持ちをこめてお祀りしたのかもしれません。
ところで現在、宮崎県では口蹄疫で大変な状況になっています。
報道で詳細を知り、また宮崎県の神社で奉職している知人から話を聞くに及び、口蹄疫の問題は、宮崎県の問題でも、畜産農家の問題でもなく、国の問題だと考えるようになりました。
同じ九州で、危難に遭われている方々に対して、手をこまねいているのは…。
神職として、九州人として、何か出来ることが私たちにできることがあるのではないか、すぐに何か行動を起こしたいと考えています。
義援金などの受付・送付を鳥飼八幡宮の社務所で行う、口蹄疫の被害を鎮静するよう祈願することなど、私どもで出来ることはわずかかもしれません。
神社は、崇敬者や氏子の皆さまとのご縁で成り立っています。たぐりよせれば、宮崎県の方ともご縁はつながっています。
コンビニエンスストアなどに募金箱が設置されるなど、私たちでも貢献できるところはたくさんあります。出来る範囲で構いませんので、みなさまも行動を起こされることを切に願います。