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「いつき」のお話(1)

 

みなさん、ごきげんよう。

おはようございます。

皐月に入って、気持ち良い日が続いております。いかがお過ごしでしょうか?

先日より、鳥飼八幡宮旧本殿(古宮)の木材を用いた「いつき」の授与品を社頭にておわけしています。

何度かお話させていただいていますが、鳥飼八幡宮の旧神殿の形式に整ったのは、文化14年(1817)のことです。
前の拝殿がこの年に建て直しされ、以後は改修や補強をしながらも大きく姿を変えることなく令和4年正月を迎えたのでした。

205年ぶりの大遷宮と銘打っている今回の大遷宮は建物の年代ではなく、風景の年代を基準にしたもので、景色が大きく変わるのが205年ぶりですよ! ということです。

古宮は「黒田長政公が建てられた」と社伝にあるので、古い建物と認識していましたが、解体時の調査で中心部は江戸時代前期に建造された可能性があると指摘されました。
中心部とはお神さまが鎮座する御扉の奥のこと。江戸時代前期とはさまざま解釈ありますが、江戸幕府ができてから、だいたい元禄のころまでとされています。

建造年を江戸前期の一番後の年代と仮定しても、300年以上前に建てられたのが古宮です。
その古材を用いた御守、御札、そして御札立を作成しました。

御神体をお守りしてきた木材ですので、お神さまをしっかりお守りしてきた強さと、すぐそばにあったため御神気を受けてきた、まさに御神材です。永代お守りいただく授与品です。

ぜひ、この機会にお手にされてはいかがでしょうか?

社頭でも、オンライン授与所でも授与しております。

鳥飼八幡宮オンライン授与所・授与品ページ https://hachimansama.jp/jyuyosho/archives/category/item