みなさん、ごきげんよう。おはようございます。
先日の御神輿のご帰還とともに、過去当宮に奉納された品々も帰ってこられました。
どれもこれも、素晴らしい出来栄えです。
当宮を出る時は、下手をすると何十年ぶりに修繕するものばかりだったので、経年変化とくくれない、汚れ、くすみ、破損などがありました。
例えばこの猿田彦のお面は左側に亀裂が入っており、ただでさえ迫力のある面相がさらに鬼気迫る雰囲気となっていました。
それが、このような姿に…。真正面からで分かりにくいかもしれませんが、傷も消え、肌艶も良くなり、目と歯の輝きがキリッと増しました。
獅子頭も奉納いただいています。修繕までは落ち着いた深い赤色の獅子と思っていましたが、裏側に残っていた塗料をもとに再現すると、げにも艶やかな朱色だったようです。奉納された獅子頭の中では小ぶりですが、ずっしりと重いものです。
ご神門の狛犬は、とてもスタイルの良い狛犬さんです。
さらにシュッとしてなったように感じます。オイルを塗ったフィジークの選手のような印象です。
旧拝殿の狛犬さんも戻ってこられたので、早速今の幣殿に。
お神様をお守りするように、というみなさまの願いを込められた奉納品ですから、お神様のもとに帰ってくるとビシッと場がしまります。
お神様の前の位置がいわば定位置ですから、新しい拝殿だろうがなんの違和感もありませんね。
今回ご紹介した奉納品は一部です。
ぜひ、祈願などをお受けしていただいて、奉賛品もご覧ください。
3月12日の御神幸でも行列しますので、お楽しみください。
(高野)