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御神輿の帰還

みなさん、ごきげんよう。

いよいよですね。何がいよいよかと申しますと、当宮御遷宮第一幕の締めくくり、御神幸です。



御神幸は3月12日(日)に開催いたします。今、最終調整中でしておりますので、最終的な発表までもう少しお待ちいただきたく存じます。恐縮です。

御神幸の主役は、全面的に協力してくださる氏子区域のみなさま、奉賛してくださった方々ですが、やはり祭の中心は御神輿です。御神輿は、お神様が乗られる乗り物です。

鳥飼八幡宮のお神様のために、こんな立派な御神輿を三台も奉納していただいています。大正時代の終わりのことで、奉納の発起人の一人には、日露戦争のポーツマス条約締結に尽力し、また、大日本帝国憲法の起草者の一人でもある、金子堅太郎さんの名前が残っています。現福岡市中央区鳥飼出身で、修猷館卒の偉人です。

その御神輿、奉納されておよそ百年ぶりの、修復と相成りました。

修繕前は↓のとおりです。造りが立派ですが、全体的にくすんでいます。



外見以上に内部にも問題がありまして、木地の補修から、金箔押し、メッキ、漆塗りなど、多くの職人さんの手を通りました。

全て名古屋市を中心とした愛知県の伝統工芸士さんの最高の技術が結集されています。



そして先日は冒頭の写真のような美しい姿で帰還しました。

素晴らしいですね。この御神輿が三台ありまして、並ぶと圧巻です。



この御神輿はまだ完全に飾りつけたわけではありません。飾りつけられた完全な姿を見られるのは、御神幸の時だけですね。
ぜひ、御神幸の際、御神輿三台が練り歩く様子をご覧ください。

さて、この三台すべてが同じではありません。そこはどこでしょう?
このページの写真では分かりませんので、ぜひ神社へ見学に来てください。

それではみなさまに、良きご縁のあらんことを!
(高野)