みなさま、明けましておめでとうございます。
鳥飼八幡宮遷宮後の初のお正月です。
お正月を迎えて当宮では、新年祭(昨年までは歳旦祭という名称)、元始祭を取り行っております。
今年は新しい拝殿ということで、雰囲気も一変しました。どちらのお祭りにも例年より多くの方がご参列くださいました。
ありがとうございます。
【一月一日 新年祭】
これまでは歳旦祭として行っておりました年明け最初の祈願祭は、今年より「新年祭」としました。
歳旦の「旦」は、日が昇るという感じがしますので、夜に行うお祭りとして名称変更しました。
新年をことほぐという祭の意味は変わっておりません。
参列者の方は30名ほどいらっしゃいました。氏子区域の方を中心にお申し込みいただいた方は、深夜にもかかわらずたくさんお集まりいただきありがとうございます。
【一月三日 元始祭】
元始祭(げんしさい)は元々宮中行事で、天皇御自ら主催されるお祭り(親祭)です。
元始とは、皇室のはじまり、つまり日本国のはじまりのことを指し、今年も日本国があるよろこびと、国の弥栄を祈念するお祭りです。昭和22年(1947)までは、国民の祝日でした。
鳥飼八幡宮だけでなく、全国の神社でも元始祭が執り行われるのは、祝日だったからです。
天皇陛下がどのような祭祀をされているのかは、つぶさに見ることは叶いませんが、我が国の弥栄を祈るという点で、今上陛下と国民が心を一つにする大切なお祭りです。
今年は例年より多くの方がご参列されました。
晴れやかな正月の天気と相まって、さわやかな心持ちになりました。
今年は何より、直会を再開することができたことが大変よろこばしいことでした。
直会までが神事ですので、遷宮が終わってやっときちんとしたお祭りができるようになりました。
これからもこのような場を設けてまいりたいと思います。
みなさまのお蔭様で、神社としても良い年の初めとなりました。
真にありがとうございます。