みなさま、ごきげんよう。おはようございます。
令和4年11月3日、第一回目の赤ちゃん土俵入りを行いました。
3年ぶりの開催で、本殿・拝殿の建替中(遷宮中)、さらに感染予防に注意しながらの開催となりました。
滞りなく、みなさんも力士もトラブルなく催行できるよう心を配りましたが、いかがでしたでしょうか?
力士のみなさんも久しぶりの交流で楽しんでおりましたし、元気な赤ちゃん、お子さんがたくさん集まり、私たちも元気をいただきました。ありがとうございます。
「赤ちゃん土俵入」という行事は、お子さんの成育を祈願する神事を力士とともに行い、年に一回訪れる九重部屋の力士との交流をしていただくことを目的にしています。
成育祈願は今回、早朝の静かな時間帯に祝詞を奏上して行います。一人ひとりのお名前を読み上げるのではなく、みなさまのお名前を記した名簿を修祓(お祓い)し、鈴祓いも行っております。
事前にご予約いただいているのも、祈願をする目的もございます。
以前は受付の最中、同様の形式で祈願を行なっておりましたが、開催までの時間短縮とお神様に落ち着いた状況でいたしたいという思いで、時間を早朝にうつしました。
受付時間を二回に分けておりますがその都度、祓詞を奏上して力士をお祓いしています。またみなさまにも修祓をしておrりますので、浄められた中での土俵入りとなっております。
力士とはもともと、お神様の依代となり特別な力を発揮するもののことですので、力士に触れるということでさまざまなものが祓われるとも言われています。
今回は神殿の建替工事中ということで、現在の本殿である遷の宮(うつしのみや)の前と、当宮で最も古い建物である神門の前での開催となりました。
「土俵入り」という言葉から、土俵があるというイメージを持たれた方もおられたようですが、力士とともに行う成育祈願と交流のことを「赤ちゃん土俵入り」や「赤ちゃん相撲」という呼び方で執り行っていくのが通例です。
当宮では稽古をする土俵は神聖な場所で、お相撲さんがやってきましたら、九重部屋の方以外は立ち入りできません。
九州場所以外の時期でしたら、イベント会場としても使用できますので、ご検討ください。
場所によって土俵で行ったり、また赤ちゃん同士を向かい合わせる「泣き相撲」を行っているところも多いですが、当宮の行っている行事とは別の祭事とお考えください。
力士が赤ちゃんを抱っこするのは時間は短いと考えられるかもしれませんが、立合は一瞬です。
とはいえ、気さくで子供好きな力士も多いので、着替えた後も話しかけて交流されてください。(力士も忙しいので、マナーを守ってくださいね)
赤ちゃん土俵入りという行事ですが、これまでに何回か開催しており内容をご承知いただけていると思い込んでおりました。言葉足らずだったところもありましたので、改めてご説明をさせていただきました。
以上のことをご了承の上、明日(令和4年11月6日)の赤ちゃん土俵入り、未来の赤ちゃん土俵入りにご参加いただければ幸いです。
みなさまに、よきご縁のあらんことを。