御神輿などの修復現場を視察してきました(前)

みなさん、ごきげんよう!

6月14日、当社の奉納品、御神輿などの補修、修繕を行なっている工房にお邪魔して、その様子を視察してまいりました。

[caption id="attachment_14344" align="alignnone" width="1024"] 令和四年二月に運び出された神輿が…[/caption]

場所は愛知県名古屋市です。
なぜ、名古屋まで? と思われた方も多くいるかと思います。理由は簡単です。
鳥飼八幡宮に奉納された品々の品質がとても高く、最上級品と呼んでも差し支えのないものばかり。
その品質を落とさずに、修繕・補修をするためには、相応の技術を持った職人さんにお願いせねばなリませんでした。
品数も多いので、対応できる地域というと…。
尾張名古屋の職人さんの力をお借りすることになったのです。

[caption id="attachment_14345" align="aligncenter" width="1024"] 分解されて、修復作業中です![/caption]

今回修理をお願いするものは江戸時代終わりごろから、明治・大正期のものです。
中にはもっと古くから補修して使用しているものもあるようですが、「良いものを奉納しよう」という当時の方々の想いを受け継ごうとすると、国の伝統工芸士の技が必要となります。

「ただ物があれば、それでいい」というのは私たちが進めたい遷宮事業ではありません。
当時の方たちの心持ちは細部までは分かりませんが、相当の想いがあって良い品を奉納されたことでしょう。
その想いの強さや重さ、腕によりをかけて作業された職人さんたちの技術、そしてこの品々とともに慶ぶ祭典や参拝の場をこれから繋いでいくのが、今回の遷宮事業です。

縁があって今年本殿拝殿の建て替えをともなる遷宮事業を行なっております。このお社を中心に千年後も人が集う祈りの場としてあり続ける、そのために何年、何十年、あるいは百年の時間をかけて整備していく覚悟です。

というところで、話が長くなってしまいましたので、本日はここまでとさせていただきます。(続く)

[caption id="attachment_14347" align="aligncenter" width="1024"] 熱田神宮の鎮守の杜。このような外苑整備も含めると、遷宮は百年単位の事業かもしれません…。[/caption]