そろそろ桜も散ってきました。
みなさんは、お花見を楽しまれましたか？
鳥飼八幡宮では、４月３日にお花見をしめやかにではなく、盛大に！ 行いました。
ご神域には桜の木が何本かあるんですが、会場は参集殿です。
土俵のところに、DJブースをつくって“クラブ”形式のお祭りでした。
参加者は若い方が多くて、50人は軽く超えていたでしょうか？
ビールで乾杯。食事はバーベキュー。
音楽とお酒を楽しみつつ、たくさんの方とお話できました。
いやぁ、楽しかったです。
神社でクラブイベント？ と
眉をひそめる方もおられるかもしれませんが、そもそも神社はこういう場所なんですよ。
お祭りをして、直会で料理を楽しんで、ワイワイと交流する。
神社の祭りは楽しいからこそ、千年以上も信心されてきたんです。
神前で盛り上がると、お神さまも喜ばれています！ お神さまは、人が笑っていることが楽しいんです。
お参りの時、つらい気持ちであっても、笑って御祈願して下さい。
若い方に神社に来るきっかけを作りたい。
クラブイベントはそんな気持ちもありましたが…。
実は当社、幕末長州藩で活躍した高杉晋作ととても所縁がありました。
というのは、高杉晋作は平野国臣さんととても親交があって、福岡に立ち寄り平野国臣宅に滞在していた時は、必ず当社に御参拝されたそうです。
平尾山荘に住んでいた幕末の女流歌人・野村望東尼さんと仲が良くて、筑前黒田藩とはとても縁が深かったのです。
今はもうなくなっているのですが、当社には高杉晋作が奉納した刀がありました。
鐺の部分に「高」と刻まれていたそうなので、本人の佩刀だったものだと思われます。
当社の本殿には金毘羅宮も合祀していますが、高杉晋作の生家のそばに金毘羅宮があり、晋作がとても尊崇していたことから、当社でお祀りすることになった、と先代の宮司が申しておりました。
高杉晋作は、にぎやかな酒席をとても愛していました。
そのような席を設けることで、高杉晋作をしのびたいな、という思いがあったのです。
今はまだ、楽しくにぎやかに騒ぐばかりですが、いずれ当社に集まった仲間たちとアクションを起こしたいな、と考えています。
また、来月もクラブイベントを行いたいと考えています。
日時が決まりましたら、またご案内します。