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紀元祭を催行しました

みなさま、ごきげんよう♪

昨日2月11日は正午より、紀元祭を執り行いました。
蔓延防止でしたので、祭礼のみ執り行い、直会はいたしませんでした。
このような状況の中でのご参列、誠にありがとうございます。

一般的には建国記念の日とされ、国民の休日となっています。
前回も記しましたが、2682年前にカムヤマトイワレビコが初代天皇に即位(神武天皇)したことを、我が国の建国としたことが由来の休日です。

明治6年(1872)から昭和23年(1948)までは、紀元節という祭日でした。
この間は、日本全国の神社はもちろんですが、公にも奉祝の行事がなされていました。

国が定める休日のことを「祝祭日」という場合もありますが、違いはわかりますか?

祝日とはまさに国が定める休日。
祭日は、皇室を中心として国全体で行う祭祀の日。

2月11日は神武天皇の御即位を祝う皇室の祭祀を、国民全体で祝おう!という日でした。

とはいえ、祭日は1947年にGHQによって廃止されました。厳密には、祭日という祝日は今はありません。
しかし、祭日の一部は国民の祝日として残されています。当時の政府が何とか祭日の意味を残そうと、工夫されたのだと思います。
そういった意味も踏まえて、神社の祭礼は重要だと考えています。

かつての祭日で、今も祝日として残っているのは次の通りです。

・紀元節(きげんせつ)→建国記念の日
・春季皇霊祭(しゅんきこうれいさい)→春分の日
・昭和天皇の誕生日→昭和の日
・秋季皇霊祭(しゅうきこうれいさい)→秋分の日
・明治節(めいじせつ)→文化の日
・新嘗祭(にいなめさい)→勤労感謝の日
また、今上陛下の誕生日は、天長節という祭日でした。つまり、次の「祭日」は2月23日です。
お休みの日にこそ、じっくりと日本という国の来し方、私たちの行く末を考えてはいかがでしょうか?