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2年ぶりの「どんど焼き」!



みなさま、あけましておめでとうございます。
先日令和4年1月10日成人の日に、2年ぶりの「どんど焼き」(主催:南当仁校区自治協議会)が行われました。

コロナウィルス・オミクロン株の影響を考慮されたのか、時間を分散してご参加いただきまして、三密を回避しつつ実施されました。

現在の本殿は3月初旬に遷座・解体が行われるため、それまでの行事は全て現本殿での最後の行事となります。遷宮後は新しい景色となりますが、寂しいやら楽しみやらです。

 

どんど焼きでは注連飾りや門松などの「正月飾り」を焚き上げて、その炎で焼いた餅などをいただく伝統行事です。(ぜんざい会は今年は中止でした。残念でした!)

ところでお正月はなぜめでたいのかご存じですか?
年が改まって新鮮な気持ちになるのはもちろん、我が家に「歳神さま」をお迎えするからおめでたいのです。
それでは歳神さまは何を目安にやって来られるのでしょう?

そうです。門松や注連飾りなどの正月飾りです。
「歳神さま、我が家は大掃除をして浄められています。安心してお越しください」
という意思表示をするのが正月の飾り付けです。

その家を訪れた歳神さまは、鏡餅に宿ります。
鏡開きをして、お餅をいただくのは、お餅に宿った歳神さまの力をいただくこと。

そして、歳神さまに帰っていただくきっかけとなるのが、正月飾りを焚き上げるどんど焼きです。
いつまでもお神様にいていただきたい気持ちはあれど、正月気分をいつまでも引きずってられません。
仕事や勉学に励み、また1年後に歳神さまを迎えられるよう暮らしていく。
そのためのお祭りが、どんと焼きです。

    

私たち日本人は、このようにお神様を感じながら暮らしてきました。
今日でも、年末には大掃除をして、お正月には「明けましておめでとう」とあいさつを交わし、自社に初詣をして、おせち料理や雑煮を食べ、お年玉を贈ることに、慶びを感じています。
このような風習・行事が残っているということは、お神様とともに暮らしているということです。

鳥飼八幡宮は、このような暮らしが続いていくことが素晴らしいと考えています。
今後も地域の行事に協力しながら、その意味などを発信していきたいと考えています。