宮座献餞祭、滞りなく。



みなさま、ごきげんよう♫

本日は12月5日で、最後の「福岡国際マラソン」が行われました。スタート直後、鳥飼八幡宮の前をランナーが素晴らしいスピードで駆け抜けていきました。残る寂しさ…。色々な事情があるとはいえ、あらためてショックですね。
歴史あるスポーツ大会が幕を閉じる中、当社ではずっと続いているお祭りがあります。

毎年12月4日の「宮座献餞祭」です。
このお祭りはいつから行われているか分かりませんが古いお祭りです。確かなのは戦国期で荒廃した後、当宮が現在地に遷座し、さまざまな祭典が再開された寛永18年(1641)から継承されているということです。現在の本殿で執り行われる最後の宮座献餞祭となりました。

ものごとを続けていくことの素晴らしさ、そして難しさを考えさせられる日となりました。

宮座献餞祭とは、三韓征伐から戻られた神功皇后を食事で饗応したことで鳥飼八幡宮が創建されたゆかりを再現し、伝えていくお祭りです。詳しくは鳥飼八幡宮の歴史をご参照ください。

 

前日12月3日に、当日使用する折敷(おしき)と丸櫃(まるびす)の清掃、神饌(お供え物)の準備です。

献餞祭は、神功皇后を饗応した家のご子孫である宮座が行う祭典です。“歴史ある”と表現される当社ですが、その歴史を裏打ちする素晴らしい祭典だと考えております。

本殿をあらためて清掃し、前日の準備は終了です。



当日は、お神様へのお供物を配膳し、玉串奉納の真榊を準備。

続いて宮座の方の装束をお手伝いします。年に1回しか着用しない装束ですので、皆さん難しいようです。

7名の宮座が参加いただきました。いや、現在の全ての宮座がご参加くださいました。

 

午前11時前。
着替えられた宮座の方が社殿に向かいます。宮座の方が拝殿に着座すると祭典の開始です。



神饌は、お神様に向かって右側に、米・酒・餅・鯛・大根・ゴボウ・みかん・塩。左側に米・酒・鯛・にんじん・柿・栗・三方に餅。

お神様に献饌(お供え)する前に祓い清めます。





その後、宮座の方の手渡しを経て、お神さまに献上いたします。最後に玉串奉納して祭典は終了となりますが、お祭りはこれで終わりではありません。

そうです。直会です。

直会は、献したお神酒をいただき、水炊きをいただきます。寒い時期のお祭りですので、暖かい鍋が身に染みます。各家で語り継がれてきた歴史など、興味深いお話も聞かさせていただきました。



来年は遷宮もあり、どのような形で執り行われるかは未定ですが、伝統の灯りを消さないように、宮座のみなさまをサポートしていきたいと考えております。